見事な6重奏「クラウドアトラス」をようやく見た



クラウドアトラス

クラウドアトラスは、マトリックスで知られる ウォシャウスキー姉弟が監督した映画であり、主演はトム・ハンクス
結構豪華な布陣であることもあり、また、予算も結構かかっていることから、ヒットしても良さそうだったけれども、実際には、私の知る限り、日本では、それほど流行らなかった。そんなこともあって、実際の劇場上映のタイミングでは、上映期間が短かったことと、上映タイミングが限られていたことで、結局見損ねてしまったのでした。


iTunes

少し前にも、書いたけど、そんなときは、iTunes。最近はかなり嵌っていて、こんだけ便利に映画を見ることが出来て、かつ、我が家の素敵なオーディオ環境で聴けるのでかなり満足度が高い。で、そう、iTunes で借りて見てみたのです。


6っつ

この映画は、6っつの時系列に並ぶストーリーが平行して進む複雑な映画。さらに、それぞれの俳優がそれぞれの物語で別の役を演じていたりする。
最後は奴隷制解放へと進むことと成った青年の航海にはじまり、クラウドアトラス6重奏を作曲した青年、石油メジャーの陰謀と戦うジャーナリスト、成功を求めて紆余曲折する編集者、近未来都市のクローンに関わる悪事と戦うクローン、荒廃した近未来都市で暮らす男。
これらの物語が交錯しながら進む。


バリエーション

時間軸的には、縦にならぶそれぞれの物語だけれども、ある意味では、映画のバリエーションとも捉えることが出来る。コメディータッチの冒険活劇や、追い追われのサスペンス、正義へと素数社会派、SFなどなど、映画のスタイルを縦断させてもいる。


そして、それらのそれぞれの物語が終演へと向かう。ハッピーエンドもあれば、そうではない場合もある。ただ、そこに貫徹するのは愛という感情なのだろう。こう書くとなんだか、残念な感じもしてきそうだけれども、このあたりへのもっていき方がうまいので、その愛という言葉が陳腐なものとしては感じられない説得力を持って感じることが出来る。
ある意味では、人類というのは、その生き残るという生命の使命に対して、愛という感情を手に入れることで、それを成し遂げることが出来ているとも捉えられるような気もしてくる。


壮大

というところで、かなり壮大な映画です。時間的にも3時間近くて、面白いんだけど、疲れると言えば疲れるかも。
しかし、結構いい映画だと思います。


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