小さくて小気味いいオーディオシステムを考えてみた

極小

近頃は、ダウンロードで音楽買って、モバイルプレイヤーでイヤホンで音楽を聴くという、超極小スタイルの音楽鑑賞がむしろ主流で、例えば、我が家のように、お金も場所もとりすぎるようなオーディオシステムを組むなんてありえないと考える人のほうが多いというのが現状でしょう。
実際、我が家のようにシステムを組むのも一苦労だし、なかなか手が出せない領域であるのは、納得なそれです。

いい音

それでも、やっぱりいい音で聴くと、今までの音楽がもっと楽しく感じられてくるというのもまた事実。よく、家電量販店の店頭に並んでいるミニコンポの音なんか聴くと、やっぱり我が家のシステムの音じゃないと音楽が楽しめないなって、ひそかに実感したりもする。

小気味よく

ということで、もっと手軽にそれなりのいい音で音楽を聴けるとそれはそれでいいのではないかと。我が家にしても、常にフルシステムで音楽を聴けるわけではなく、小さなスペースで音楽を楽しまないといけないということもあるのでして。ということで、超小さいシステムなんだけど、結構いけてんじゃないっていうシステムを考えることにした。
ちなみに、予算的にも小気味よさを追求してみることにした。

プレイヤー

プレイヤーとして何を選択するかだけど、これは、iPodをメインにしてみる。ただ、デジタル入力を受け付けるデバイスを間に挟むことで、手持ちのCDプレイヤーのデジタル出力を追加できるようなそんなシステムを構想することにする。

大きく出ると

大きく出るとこの辺りでは、TEACでシステム組んで、DS-H01→A-H01→S-300NEOみたいなのを考えたくなる（こんな感じ）。しかし、これは、あっという間に10万円近い価格になってしまうし、サイズ的にも極小とはいいがたいシステム。これはこれで捨てがたいが、今回はもっとお手軽な数万円で収まるシステムを目指す。

TEAC A-H01 + S-300NEO （DAC/プリメインアンプ+スピーカーセット）

発売元 : TEAC

(Musical Instruments)

売上ランク : 23787 位 (AMAZON.co.jp)

￥ 71,200 通常3〜4営業日以内に発送

トランスポート

iPodから音を取り出すシステムは最近はいろいろとあるけれども、ここは少し気張って、一つの定番商品でもある Onkyo の ND-S10 を選択。まぁ、これは、私がすでに所持していたという理由でもあるのだけれども、デジタルで音を取り出して、デジタルで出すという機能的にも、これがいい感じ。ちなみに、最近は、これのより高音質モデル ND-S1000 といものもある。

ONKYO デジタルメディアトランスポート ND-S10(S)

発売元 : オンキヨー

発売日 : 2011-09-02 (エレクトロニクス)

売上ランク : 2756 位 (AMAZON.co.jp)

￥ 10,817 在庫あり。

D/Aコンバータ

これ使うとデジタルでしか出てこないので、これをアナログ変換しないといけない。ここで、目を付けたのが、Fiio D3。超小型筐体である上に、デジタル入力を二つ持つので、上記のトランスポートからの出力を片方にさして、もう一つには、CDプレイヤーからなどのデジタル出力をさせば、簡単に2入力切替システムが出来上がる。

FiiO D3 Digital to Analog Audio Converter - 192kHz/24bit Optical and Coaxial DAC 【並行輸入品】

発売元 : FiiO

(エレクトロニクス)

売上ランク : 13044 位 (AMAZON.co.jp)

￥ 3,348 在庫あり。

ポタアン

iPod/iPhoneから音を取り出すもう一つの選択肢として、ポタアンことポータブルアンプを利用するという手もある。たとえば、同じくFiio の E17 という製品という製品。ここの入力に iPod/iPhone の音出力を差し込んで、E17 の出力をヘッドフォンではなく、後述のアンプへとつなぎこんでいくという方法。さらに、E17 だと、デジタル入力を受け付けるので、CDプレイヤーのデジタル出力を入れることもできる。D/Aを E17 でやることを考えれば、CDプレイヤーはデジタル出力を持っていれば、とにかく安いもので十分という考え方もできる。

Fiio E17 USB DAC Headphone Amplifier[並行輸入品]

発売元 : Fiio

(エレクトロニクス)

売上ランク : 19089 位 (AMAZON.co.jp)

￥ 16,000 在庫あり。

手作り

ここから先は、アンプとスピーカーになる。
私個人的には、少し前の Stereo誌の付録でついていた、デジタル・アンプ（LXA-OT1）が余っているので、これを使いたくてしょうがない。なので、こいつをアンプとして使う。小型システムなので、出力的にも十分だし、何と言っても、小ささがいい。なかなか普通に販売されているもので、こんなに小さいものはない。

stereo (ステレオ) 2012年 1月号 [雑誌]

発売元 : 音楽之友社

発売日 : 2011-12-19 (雑誌)

これにどんなスピーカーをつけようかと、これもまた、難しくて、小さくて小気味よくて、安いものを見つけるのが難しい。ちゅうことで、こちらもてづくり路線で考えてみる。
まずは、スピーカユニットで、これは Fostex の小さいサイズのもので、FE83Enで極小を追求。これにつける箱だけれども、これも、同じく Fostex の箱、P800-Eなんかがよさそう。
ということで、なんだか、結果てきには、アンプとスピーカーはなかなか思いに合うものがなくて、結局手作り路線になってしまいました。
まぁ、これで、自分で作る楽しさをも満喫できて一石二鳥ですね。

簡単に

もっともお手軽感のあるシステムでいうと、アンプ内蔵スピーカーがいいだろう。値段とサイズのお手ごろ感に加えて、それなりの音質として考えると、Fostex PM0.3 G がいいのではないだろうか。

FOSTEX パーソナル・アクティブスピーカー・システム PM0.3(W)

発売元 : FOSTEX

発売日 : 2012-03-15 (エレクトロニクス)

売上ランク : 1954 位 (AMAZON.co.jp)

￥ 8,363 在庫あり。

もっとお手軽に

もっとお手軽にということを考えれば、今までの記事が全く意味がなくなってしまうのだけれども、Olasonic のiPod ドックスピーカーシステム TW-D7IP なんかが素敵に見えてくる。上記に書いたような面倒なことはせずに、ただ、iPod を置けばいいという。外部入力関係がもっと強ければ、これでも十分にいいのだけれども。外部入力がいまいちなので、拡張性がないのが玉に瑕。しかし、これもいい選択だと思う。