YESの主要人物二人による作品 The Living Tree が結構いいです



ところで YES は

言わずと知れたプログレ界ビッグネームの一つ、YESは、現在は、ボーカルにネットで発掘したボーカリスト Benoit David を、さらに、キーボードには、Rick Wakeman の息子、Oliber Wakeman を擁して、他のメンバーは、黄金期メンバーである Chris Squire、Steve Howe そして、 Alan White という布陣で活動しており、2011年には、このメンバーでの新作を発表するという予定になっているらしい。


Anderson Wakeman

で、黄金期のメンバーとして忘れてはならないのは、Jon Anderson と Rick Wakeman。二人とも、年齢もあってか、病を期に本体 YES から離脱することとなった。
とはいうものの、二人とも、音楽活動は活発で、ソロでもいろいろな活動を行っている。そんな二人が、再び合流してアルバムを制作したのが、今回紹介する The Living Tree。





二人だけで

Anderson/Wakeman という名義でのリリースであり、Rick Wakeman によるキーボード演奏の上に、Jon Anderson のボーカルが乗るだけのシンプルなサウンド構成。
なので、この二人の良さが存分に詰まったアルバムになっている。ある意味いつも通りという感じもするけどやっぱり心地よい Rick Wakeman の美しいキーボードサウンドに、年をとっても変わらない Jon Anderson のハイトーンボイスが美しく優しく響く。非常にシンプルな美しい楽曲群。黄金期 YES にあったような緊迫した世界はそこにはないのだけれども、それとは変わって、熟年の味わいが詰まったアルバムである。


ゆったりと

なので、ゆったりとその美しいサウンドに浸っていたいようなそんなアルバム。ロックというよりは、クラシックに近い印象もするような作品。とことんリリカルな楽曲群。YES ファンなら、これはかなり満足出来る作品ではないかと思う。なので、逆に本体 YES のほうがどのようなアルバムを出してくるのかが楽しみになってもくる。


ライブオンリー?

で、この作品は、元々は、Jon Anderson と Rick Wakeman 二人による主にYESの作品を演奏するライブ会場およびダウンロードオンリーでリリースされた作品らしい。ただ、最近では、CD が AMAZON をはじめとして輸入盤として出回り始めている。
ここで、気になるのは、そのライブの方がどんなだったのか。YES の名曲を二人で演奏していたみたいなのだけれども、ネットに上がっている映像を見る限り、かなり興味深いそれ。このライブもDVDなんかでリリースしてくれるとうれしいのだけれどもと思ってしまう。


おすすめ

ということで、これ、結構いいアルバムです。おすすめ。
この二人で日本にやってきてくれればいいのにとまで思ってしまいますが、なかなか困難なんでしょうね。本体 YES がアルバムリリース後にやってくることに期待してみますか。


関連リンク:
Jon Anderson Online
RWCC > Rick Wakeman's Communications Centre
YesWorld: The YES Online Service
関連サーチ:
Anderson Wakeman(AMAZON.co.jp)
Anderson Wakeman(Google)
Anderson Wakeman(Technorati.com)
Anderson Wakeman(flickr)
Anderson Wakeman(del.icio.us)
Anderson Wakeman(Last.fm)
Anderson Wakeman(YouTube)
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The Living Tree
発売元 : Gonzo
発売日 : 2011-01-24 (1CD)
売上ランク : 6882 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 1,496 近日発売 予約可
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