Between the buried and me 来日公演は、吉祥寺

Between the buried and me

長いので、略すとBTBAM は、アメリカのメタルコア系のバンドなのだけれども、ただのメタルコアではなくて、そこに、プログレメタルな味わいの入った複雑な構成を持つサウンドを展開するバンド。

来日

そんな、BTBAMはまだ、日本ではあまり知られていないと思うのだけれども、衝撃的に来日が決定。メタルコアバンド、The Red Chord も伴ったライブでさらに、日本のバンド Plam をはじめとして、複数のバンドが出演するスタイルのツアー。

吉祥寺

私が行ったのは、吉祥寺のClub Seata というところでのライブで、日本最終公演。まぁ、やはりというか、箱は随分と小さくて、しかも、天井は低いし、おまけにでかい梁が中央に横断しているというまぁ、あまりいい場所ではない。

遅れて

私は、仕事があったこともあって、開演通りにはいけず、遅れての参加。これが、結果として、The Red Chord が始まる少し前に到着としたので、ちょうどいい感じでした。
で、まずは、The Red Chord。メタルコア自体にあまり詳しくないので、このバンドをどう表現すればいいのかは、不明ですが、とても激しいライブです。ボーカルが煽るということもあって、モッシュがそして、グルグルが、そして、ダイブが発生していました。
私は、ゆっくり後ろの方で見ていましたが、残念ながら私自身はこのタイプのサウンドは好みではなかったです。約45分ほどでライブ終了。

BTBAM

そして、真打ちであり、私の目的のバンド、BTBAM 登場。The Red Chord の激しいライブのあとで、プログレ感満点なSEとともに始まったライブに、ちょっと観客との温度差があってか、最初の曲はもう一つ観客とバンドが一体にならず。で、おまけに、のっけからバンドの音のバランスが悪くて、箱の影響も少なからずそれに拍車をかけてか、とにかく、バンドの音が良く聞こえないという。テクニカルを売りにしているバンドとしては、致命的な状況でのスタート。

徐々に

ではあるものの、おなじみのメロディーが登場し始めると、会場もバンドもボルテージが上がって、徐々に一体感が増していく。音のほうも、修正したのか、徐々にバンドの各楽器の音が聞き分けられるようになってくる。
それでも、まぁ、音バランスの方はある程度は致し方ないという状態だったので、もっといい音であのバンドの音を聞けたら良かったなとちょっと残念。おまけに、ボーカルも声の調子がいまいちだったのか、ノーマルボイスで歌うパートはほとんど声が聞こえずでした。

とはいえ

とはいうもののしかし、やっぱり、このバンドいいバンドです。メタルコアこてこてで盛り上げるところは、やはりグルグルが発生するほどになるし、一方で、細かくリズムチェンジしながら、曲調も変化させて、時にカントリー調にまでなっていくところは、プログレ好きとしてはにやりとしてしまう。
ホント、分かりやすいメロディーから、激しいサウンドから、転調したり、変拍子を挟んだりと、複雑怪奇ながらもノリも楽しめるというサウンドは、様々な意味で楽しいサウンドでそれをライブでも堪能出来たので、とても満足な演奏でした。
で、まぁこの複雑な楽曲であるおかげで、折角盛り上げっても、なかなかリズムの乗れず、さらには、ミドルテンポなサウンドに変化してしまうと、観客のノリの方もクールダウンという、この辺の観客のノリの変化は、Opeth のライブでも似た感じだった。このタイプのバンドの宿命。

次回に期待

ということで、まぁ、安いライブであったこともあるので、とりあえずのところは、BTBAM 初体験としては、まぁ、満足かなってところ。で、次回は、もっといい箱でのライブを期待しています。
しかし、最近ライブに行くと、そして、See you soon 的な発言があると、つい、なんかのフェスに来るって事かなと邪推してしまう。

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