明日にむけて、It Bites It's Live



It Bites

ItBites は英国のバンドで、何故か、プログレに分類されているのだけれども、こてこてのプログレというバンドではなくて、当時はちょっとアイドル的な雰囲気さえも持っていたポップなロックサウンドを奏でるバンド。ただ、キーボードが積極であることと、ちょっとリズムが変なことが奏功してなのか、プログレとして扱われる場合がほとんど。


劇的復活

1982年に結成されたものの、3枚のアルバムを残して、1989年に解散。解散後に一枚ライブアルバムも発表されている。そんな感じで、活動期間は短いものの、プログレファンの記憶には残っているというバンドの一つであったのだけれども、2000年ごろから、徐々に再結成の噂が立つようになり、遂に、2006年には復活し、ライブアルバムをリリース、さらに、2008年にはアルバムもリリースし、ライブを含む活動を続けて現在に至る。


メンバー

ただ、再結成メンバーは、看板ボーカルが、Francis Dunnery が不参加で、そのかわりに、最近のプログレ界では至るところで活動している、John Mitchel が参加している。また、ベースも、Lee Pomeroy に変わっている。


ライブアルバム

で、前置き超長かったけれども、今回紹介するのはその再結成 It Bites の2009年来日公演を収めたライブCDで、そのタイトルは、It's Live。
2枚組にあのときの興奮がびっちりと詰まっている作品。しかも、完全収録。


あのときの

そう、あのライブ。とても良かった。It Bites の曲って、ポップすぎるせいもあって、何というのだろう、大好きだというのがちょっと恥ずかしげな気もするところもあって、意地でも見てみたいというような気分をつい隠してしまうのだけれども、しかし、一度その世界に踏み込むと、その優しいメロディーをキーボードとギターで華やかに演出した楽曲が、やはり心地よくて、嵌り込んでしまうというそんなサウンド。で、そのサウンドに包み込まれたあのライブの時間は、そして、奇跡の復活という事も手伝って、珠玉の時間であったことは間違い無い。しかも、代役的な扱いであるはずの、 John Mitchell がしかし、ずっぽりと嵌っていて、とても融け込んでいたし、過去の作品も全く違和感なく演奏していた。


そして

そして、その珠玉の時間も本編が終わり、さらにアンコールも終わると、それで終了。しかし、この思いは誰もが同じだったのか、アンコールが終わっても、拍手が鳴り止まないという、そして、"本日は終了しました"の放送で強制終了という展開だった。


詰まってます

そう、その時間が、このCDには詰まっているので。観客とのやりとりや、何度もTOKYOーと叫ぶ声までもがおさまっています。そう、完全収録なのですから。そして、圧巻は、先述の鳴り止まない拍手までもがしっかりと収められているという。感動を思い起こさずには行きません。


演奏も良い

で、ライブアルバムなのだから、演奏のほうも注目なのだけれども、これが、やはりいい。決してテクニックを見せつけるタイプのバンドでもないし、楽曲的にもそういうものではないけれども、しっかりと確実に楽曲を奏できっているし、何よりも、このバンドの注目どころであるコーラスワークが、しっかりと美しく決まっているので、ここもまた注目どころ。


明日が楽しみ

というところで、大阪の方は、さっき終わった頃ではと思われるのだけれども、明日は東京公演ということで、この感動を再び味わいたいものです。




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イッツ・ライヴ
発売日 : 2010-02-24 (1CD)
売上ランク : 19817 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 3,600 在庫あり。
評価平均 : /1人
素晴らしいライブアルバム
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