イギリスの栄光 muse 来日公演は武道館にて



メジャーな

私が追っかけているバンドは基本的にはかなりマイナーなのだけれども、その中で、数少ないメジャーなバンドが、muse。若干 Progressive Rock の影響を感じさせるそのサウンドに魅せられて。
で、その muse の The Resistance リリースに伴う 2010年来日公演は、1月12日武道館にてということでいってきた。


お初

で、武道館に行くのは、実のところ、私は今回が初めて。過去、Dream Theater が武道館公演を行ったときには、仕事の都合で泣く泣く参戦できずというところで、その時はお預けになったので、今回がお初に。で、武道館がどういったところなのかというところから楽しみ。


雨の寒空

雨降る寒空の下、幸運にも仕事が今回はそれほど詰まっていなかったために、さっさと脱出することに成功して、そこそこの余裕を持って、武道館に到着。物販はなかなかの盛況ぶりで、そのままスルーして会場入り。ライブDVDにおける抜群のカメラワークに洗脳されているが故に、とても大きな会場であると思い込んでいたのだけれども、入ってみると思ったほどでもなかったとて一安心。さらに、客席の勾配のおかげで、かつ、席が後方でありながらも、ほぼ正面で、かつ通路すぐ上の絶好の場所で鑑賞的には全くの問題なし。しかし、本日が極寒の一日だったこともあり、席にたどり着いても、コートを脱ぐことのできない寒さ。


開演

15分ほど、定刻に遅れて開演。アリーナはスタンディングでそこそこ埋まっていて、スタンド側も立ち見も出ているほど、さすがの客入り。
そして、Uprising からスタートで、一気にヒートアップ。で、毎度ながら、ライブでのセットリストを記憶できないタイプの人間ですので、曲名は説明できませんが、新作の The Resistance と 前作の曲を中心に、カバー曲等々も含めた構成。ちなみに、演奏メンバーは、3人に加えて、サポートキーボード1人で、計4人。


演出

演出の方は、メンバーの背面に3枚の縦長大型モニターがあって、そこに、メンバーの演奏風景や曲にあわせたアニメーションなどが流れているという演出。これに、なかなか派手なライティングによる演出も含めて、超大規模な演出というわけでもないのだけれども、普段は、ライブハウスが中心の私のライブ体験にとっては、時にこういった大規模な演出もいいものだと思ってしまう。


さすがです

前回の来日は、確か国際フォーラムだったと思うのだけれども、上記の演出の具合もあってか、今回のライブの方が圧倒的によかったという印象。このバンドは、身近で見るというよりも、大規模な演出のほうが映える用にも思う。
さらに、演奏の方も、彼らは、彼らなりのうまさがあるので、十分に堪能できるそれ。特に、シーケンシャルなサウンドを得意とする彼らのサウンドだけれども、そのシーケンシャルな展開も、しっかりと演奏しきっていた。このあたりは、ドラムとベースの力量もさすが。Matthew Bellamy の独特な味わいのあるボーカルとギター、キーボードの派手さとともに、抜群のバランス。このあたりはさすが。


やはりメジャーな

そして、感じるのは良くも悪くもさすがメジャーなバンドだなと。"Can't take my eyes off you" のカバーなんかも、演奏しちゃうかと思えば、ドラムとベースによるインストもやったり、ちょっとメタルっぽいリフを持ってきたり、プログレっぽいオーケストレーションを持ってきたりするのだけれども、それを、聞きやすいサウンドに仕上げているのはさすが。まぁ、人によっては、この微妙に囓った感じが許せなかったりするのかもしれないけれども、多分若き日の私であればそっち派だったかもしれないけれども、そのあたりの様々なサウンド要素を取り込んで、自分たちの音を作り上げて、そして、多くの人に伝えているというのはさすがだと思う。彼らは、本来的な意味でのイノベイター(新しいものを生み出すというよりも、それを広める人という意味)なのだと思う、ってのは、ちょっと大人になってみた意見。
まぁ、Mike Portnoy なんて、muse 大好きすぎて、Dream Theater のアルバムの中で思いっきり手法を流用してみたりもしれいるし。


短い

そんなことを、心の中で感じながら、適度にライブを楽しんでいると、徐々に体も暖まってきて、コートを脱いで、若干の肌寒さを感じながらも、ライブにのめり込んでいったのですが、しかし、意外なことに、1時間20分程度で、本編が終了。ガチャピンの着ぐるみを着るのに時間がかかったためか、少し時間をかけてから、アンコールで再開。最後は大きな風船がアリーナ席の方に流れてきて、そして、最後に盛り上げに盛り上げたところで、スモークで真っ白になると、ライブ終了。うーん、1時間40分程度ってところだろうか、演奏時間でいうと、ちょっと短いなって感じ。
あと、The Resistance では結構クラシックがかった展開のある作品だったのだけれども、その辺がどうなるかと思いきや、そのあたりはライブ映えしないからなのか、クラシカルな要素はほぼ出ずのままで終了。


よいライブ

というところで、総括的にはよいライブだったなと。ライブハウスはライブハウスの良さがあるのだけれども、たまには、こういうデカイ入れ物でのライブもなかなかいいものだと感じながら、雨の止んだ寒空の下撤退していった次第でした。




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The Resistance
発売元 : Warner Bros.
発売日 : 2009-09-15 (1CD)
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