MUSE の新たな伝説ウェンブリースタデアムにて

ライブ

新たに改築された英国のフットボールスタディアム　ウェンブリー　にて行われた今や、英国を代表するスリーピースバンド MUSE の2日間のライブを、CDとDVDに収めた作品 HAARP を見てそして、聴いてみた。

巨大

なんといっても、ライブ映像の方が印象的なので、DVDの内容から。
まずは、その巨大なスタディアムに驚き。2日間で16万人を集めたというのだから、その巨大さがわかる。しかし、それだけの集客力があるMUSEってのは、英国での絶大な人気ぶりがわかる。

3人＋α

演奏は、3人に、曲によってはサポートが入る。曲は、Black Holes and Revelations を中心に展開。正確かつとてものりのいい演奏で、巨大な観客をノセるところは、さすが。特にアリーナのスタンディングの観客のノリの良さはすごい。
超絶なソロを見せるわけでもないし、爆音で迫る分けでもないのだけれども、それなりのレベルの演奏力と抑制のきいた暴れ方などが、とてもバランスがよくて、ある意味観客を置いてきぼりにしないレベルで、それぞれがまとまっていて観客と一体化できると、そんな気がする。それから、曲自体の良さとその曲も様々なタイプを持っているから一本調子にならないのがいい。このへんのバランスの良さがこのバンドの最大の武器のようにも思う。
しかし、このライブは、今後語りぐさになるような、歴史的なイベントだと思う。