オペラシティにて、ヴェルナー・パントン展は、モダン家具



ヴェルナー・パント

現在オペラシティアートギャラリーにて開催されている展示、ヴェルナー・パントン展に行ってみた。


家具

ヴェルナー・パントンは、デンマークのでデザイナーで主に家具のデザインや、建築までも含めたデザインを行っていた人物で、1950年頃から活動していた。
椅子や机などを中心とした家具のデザインは、いわゆるモダン家具というデザインであり、シンプルな形態の中にクールな印象を与えるそれ。ただ、時代ということもあって、むしろレトロなかわいさを感じるもの。


モダン

で、個人的には、このモダンなデザインがどうも、古びた遊園地の印象に結びついてしまい、どうしても、なんというか、かつてはそれなりにはやっていたけれども、いまや寂れてしまった、みたいな印象がつきまとってしまい、ちょっといいイメージを感じ取ることが出来なかった。


有機的な家具

そんなシンプルでモダンな家具の展示をすぎていくと、最後のセクションの展示は、靴を脱いで楽しむことの出来る展示。
ここでは、単機能の椅子や机ではなくて、部屋そのもの、もしくは空間そのものをデザインにより変質させるようなオブジェクトが展示されている。
ある一角では、空間全面が有機的な形状に包まれていて、その有機的な波のような形状や出っ張りに体を預けるとちょうどくつろいだ体勢で嵌り込むことが出来る。
戯れとしては、もしくは、試みとしては面白いけれども、住むのは、もしくは維持するのは大変そうなそれ。


色彩とパターン

その他にも、その空間を彩る単純化されたパターンや色彩が展示されている。そこは、確かに異空間であり、そして、独特な空間に嵌り込むことで、しかし、その空間が曲線による有機性を秘めていることもあり、強い色彩に埋もれながらも落ち着きのようなものを感じる不思議な空間になっている。
それは、確かに空間芸術であると思う。


楽しめる

そんな感じで、堅苦しい展示ではなくて、しかも、ある程度の体験も出来るので、まぁ、楽しめる展示だと思います。




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