インターナショナルオーディオショー2009に行ってみました

国際フォーラム

ということで、今年もやってきたインターナショナルオーディオショーに行ってきました、場所は今年も東京国際フォーラム。

個人的な注目

個人的には、デジタルオーディオに注目していて、その中でもDAコンバータ。CDプレイヤーのグレードアップと共に、iPodでの再生環境の改善や2ch再生時のDVDの音改善などにも寄与するので、今私が一番欲しいオーディオ機器。
なので、DAコンバーターを中心に新製品チェックをしながら、一方で、普段は聴くことの出来ない数百万クラスのオーディオの音を楽しんでみようというところ。

ESOTERIC

ということで、そのDAコンバータですが、最も私が興味をもったのが、ESOTERIC。元々、ハイエンド側のDAコンバータを出していたけれども、来る11月にD-07という定価で31万円のDAコンバータが登場するらしい。USB入力も含めたデジタルインプットを持っていて、かつ特徴的なのが32bitであるというところ。これは興味深い。ちなみに、ESOTERICは、ちょっとおしゃれなコンポーネントシリーズを出しているけれども、これも今度モデルチェンジになって、ここでの特徴は廉価になったというところ。オーディオを一新するというタイミングであれば、考慮に入れたいセットである。

WADIA

次に興味をもったのが、というか、行く前から出ているだろうと思って楽しみに見に行ったのが、WADIAの製品で、Wadia 121 というDAコンバータ。これは、既に人気商品となっている、iPod トランスポートである Wadia 170 と組み合わせて使える様なサイズになっていて、オプションとしてヘッドホンアンプ機能も追加できる。実際に音がなるサンプル機をきたいしていたけれども、残念ながら、展示のみ。発売時期、価格についてもまだ名言されていなかった。今年中に出るという噂もあったが、もう少し伸びるのかな？いずれにせよ、ハイエンドで定評のあるメーカーの作る廉価版機なので期待大。

デジタルドメイン

その次に気になったのが、元ASCIIの創業者が立ち上げたオーディオブランドであるデジタルドメイン。このメーカーも、ハイエンド製品から作り始めたのだけれども、このところ、ミドルレンジまで降りてきた製品を出している。その中で、小型DAコンバータとしてD-9p という商品が展示されていた。こちらも、発売時期や価格の情報は無かったけれども、仕様的には十分でかつ、それほど高額にはならないレベルのように思えるので期待できる。

その他

メインには上記の3種のDAコンバータが気きになったところ。その他では、ノルウェーのHEGELが最近出したHD10という製品もなかなか興味深くて、定価16万という値段も手の出しやすいところ。
あとは、NASPECが取り扱いをはじめるという Cambridge Audio のDACMagic もスペック的には興味深いがちょっとどういう代物かはまだよくわからないところ。

ド級

ついでに、DAコンバータとしては、このブログでも少し前に iPod オーディオのネタでふれた Chord のド級デジタルセンター indigo が置いてあったので、眺めてきたが、しかし、思いの外インパクトはなくて、それよりもむしろ、QBD76が結構でかいということのほうが驚きだった。

スピーカー

その他、細かいことをいえば、いろいろと興味深いものはあったのだけれども、中でも、衝撃を受けるのはスピーカー。勿論、組み合わせで鳴っているのだから、スピーカーだけではないのだろうけれども、超高級スピーカーの音のレベルの違いはやはり衝撃的。
なかでも衝撃的な音だったのは、CECが取り扱う Vienna acoustics というメーカーの KLIMT シリーズ。存在感も尋常でないその筐体から出てくる音はあまりにもすごい。特に高音の響きが尋常でなく綺麗で、私の好きな音。実際の価格を知らないけれどお、一生手に入れることはないだろうレベルのそれであることは間違い無いと思う。
もう一つ気になったのは、Dynaudio のConsequence。この音も凄かった。個人的にはもう少し音を出して鳴らして欲しかったのだけれども、それはロックファンとクラシックファンの感性の違いなのでしょうがない。まぁ、でもどこか一つくらいロックをがんがんに鳴らすメーカーもあってもいいとは思ったけれども。