サミュエル・ベケット証言録をよむ
サミュエル・ベケット
私自身は、20世紀最大の文学者の一人であり、言語の究極に迫った人物でもあると思っている、文学者・劇作家、サミュエル・ベケット。その関連書籍はいくつかあるけれど、2008年末に日本語で出版された書籍”サミュエル・ベケット証言録”を読んだ。ジェイムス・ノウルソン
作者は、ベケットの伝記を書いていることでも知られるジェイムス・ノウルソン。ただ、この作品は分析本という訳ではなくて、ベケットに関連した人々のインタビューや言及された記事をまとめたものがこの作品で、まさに証言録。年代を追って
若きころの記録は、家族を中心とした証言に始まり、戦争の時代から、やがて作品が求められ始めた後の劇作家、および、劇の演出家としてのベケットまで年代を追って収められる。人物像
いわば、裏ベケット伝とでもいうべきか、伝記とはまた違った角度からベケットの人物像が表現された作品と言う感じ。そこには、寡黙で信念が通っていてすこしユーモアのある人物ベケットが表現されているという印象。
軽く
まさに証言集という作品なので、結構軽い気分で読める感じ。まぁ、なかなかベケットに注目している人でなければ興味深くは感じられない内容かもしれませんが・・・。関連リンク:
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