エレクトロプログレメタル OSI の Blood
3枚目
Jim Matheosと Kevin Moore よるバンド、OSI のスタディオアルバムとしては、2009年新作で、3枚目となる Blood を聴いた。ちなみに今回は、ドラムは、Mike Portonoy ではなくて、Porcupine Tree の Gavin Harrison。さらに、ボーカルとして Mikael Akerfeldt と TimBowness が1曲参加。エレクトロ
このバンドの面白さは、プログレメタルの代表的なバンドである Fates Wrning と Dream Theater 出身の人物であるのだけれども、エレクトロニクスサウンドを大々的に取り上げているところ。だけれども、エレクトロサウンドで全てを締めくくるのではなくて、いわゆるプログレ的な変拍子的なリズムパターンを使ったり、ギターで浮遊感を作ったり、複雑なドラムをたたき込んだりするところ。これが、なんと言えばいいのか難しい、エレクトロプログレメタルを作りあげている。今回も
で、この Blood もその方向性をさらに加速させている。Kevin Moore のボーカルの下手うまさ加減もこの完璧なリズムパターンの中に不完全さを見事に嵌め込んで、全体にミニマルな、無機質なバンクボーンであるのに、むしろ曲全体としては味わいが深く感じられるという不思議な世界を作りあげている。この味わいが他のバンドではなかなか感じることの出来ないサウンド。
充実
このバンドの開始当時は、なかなか理解されがたいサウンドであり、1回限りのプロジェクトに終わるのではと思ったのだけれども、見事にバンドの成長とそして、なによりも、バンドの世界感がむしろ世界を成長させて、時代が現時点で漸く追いついてきたかのようなそんな気さえする。昨今のKscope からリリースされるサウンドなんかは、やっぱり、このバンドが先駆けたサウンドがベースにあるきがしてならない。しかし、こここまで充実した作品にまで仕上がってくると、さすがと言うしかない。個人的には、超お勧め。
関連リンク:
dLINKbRING.Music.OSIOSI - Office of Strategic Influence
関連サーチ:
OSI Blood(AMAZON.co.jp)OSI Blood(Google)
OSI Blood(Technorati.jp)
OSI Blood(flickr)
OSI Blood(del.icio.us)
OSI Blood(Last.fm)
OSI Blood(YouTube)
Powered BY AmazoRogi