待望の Wishing Tree の 2nd アルバム OSTARA

Marillionの

Marillion 不動のギタリスト Steve Rothery と女性ボーカリスト Hannah Stobart によるプロジェクトバンド、Wishing Tree。
その1st "Carnival of Souls" は、1996年のことで、アコースティック感の強いシンプルなフォークサウンドに美しい女声ボーカルによって、Marillion ファンにはかなり評価された作品であった。
その後も、そのサウンドへのファンの期待は大きく、しばしば2ndアルバムのリリースの噂が立つも、作品としては完成せぬままに時が過ぎていた。

そして

そして、一回りの年月が過ぎた、2009年に遂に、Wishing Tree の2nd OSTARA がリリースされた。
ファンにとっては、待ちに待ちすぎて、疲れ果てたところでの漸くのリリース。

今もまた

なんといっても、ボーカルの Hannah Stobart のボーカルが重要なこのバンド。高い声を強く張り上げるような感じではなくて、若干アンニュイなというのか甘さのある雰囲気を残した中域で歌い上げるところが、なんとも心地よい。
これを支える全体のメロディーは、むしろ特別な事をして目立つのではなくて、あくまで、この声を生かす展開をしている。このあたりが、まぁプログレ的ではないけれど、とてもいい。