遂に来日した Marillion を見た
Marillion
英国の至宝。知る人ぞ知るバンド Marillion。ポンプロックと言われたプログレ第二世代は、1980年代から活動するも、その様々な波を乗り越えながら、今も独自の世界を作り上げるバンド。その来日公演が、まさかの来日公演が、奇跡の来日公演が実現しましたので、当然のごとく見に行ってきました。Ranastrane
オープニングアクトは、RanestRane。イタリアのロックバンドで、ドラマーがボーカルもとっている4人編成のバンド。30分強の演奏ではあったが、プログレ王道サウンドを描くバンドの個性を存分に発揮。歌もののところから、バンドアンサンブルを見せるインストへとの変調などに見所があった。そして
そして、本編 Marillion の登場。登場するや当然会場は一気にヒートアップで、満場の拍手で舞台が始まる。GAZAから始まるそのサウンドは、正にMarillionの世界。近年の
近年の作品からの演奏は、映画や舞台を見ているような起伏の富むサウンド展開の中に様々な色合いが登場し、起承転結のある世界が見事に描き上げられる。過去からも
そして、過去の作品もまた様々なアルバムからまんべんなく選ばれて演奏される。初期から、中期にかけては、特に、楽曲の良さが際立つ。ポップなノリも感じさせる一方で、感情に訴えかけるバラッド、Sugar Mice や Easter は涙ぐまずにはいられない感動作。表現力
何よりもやはり、Hogarth のボーカルの表現力の深さ。のびのあるハイトーンから、渋めのトーンなど、存分にボーカル力を発揮して、映像作品のような世界を描き出している。さらに、バンドの演奏力がそれを支える。このバンドの面白いところは、アンサンブル性が薄いところ。Ian Mosley のドラミングは淡々とリズムを叩きだしていて、Hogarth の描くボーカルと対極にあるようにただただ、たたき出される。そして、Mark Kelly は、時に前面に出てくるもの、基本は楽曲に彩りを加えることに徹している。その二人のバックに足して、フロントにいる Pete Trewava と Steve Rothery は、時々バックに回るもの、自由自在に演奏している。ただ、彼らは掛け合いなどはほぼやらずに、それぞれが自己の世界をしっかりと描いているという印象。
これが、Hogarth の表現力によってまとめ上げると、そこに Marillion の世界が開けてくるから面白い。
サイコーです
いや、本当は、Beautiful や Lavender や The Sky Above The Rain とかいろいろもっと聴きたかったけど、そりゃ時間には制限がありますよね。とにかく、初めての Marillion ライブ体験はサイコーでした。決して来日することはないバンドとと思っていたので感無量です。そして、私が最も好きなバンドである彼らですから。また、来日してくれることを期待しております。
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