Secret Machines のサイケポップな新作
メンバーチェンジ
米国の不思議なポップ感とサイケ感をみせるバンド、Secret Machines の2008年新作は、セルフタイトルでのリリース。元々、Curtis 兄弟を中心としていたのだけれども、その片方が脱退して、メンバーチェンジ。3人構成は変わらず。
持ち味はそのまま
メンバーチェンジはあったものの、音的には大きな変化はなくて、不思議な浮遊感のあるポップソングを展開していて、70年代の感覚を若干臭わせながらも、現在的にまとめ上げてる曲調は依然として健在というか、さらに、磨きがかかっている。むしろ遅く
初期の Pink Floyd の持つ浮遊感とポップ感を思い浮かべずにはいられない、そんな曲調。特に凝ったこともみせなければ、テクニックを強く感じさせるわけでもない。むしろ、ゆったりとした展開をうまく作り出すという、センス次第でただかったるくなるだけになりそうなところなのだけれども、そこを抜群のセンスでむしろ味わいを醸し出しているところが見事。むしろ、この遅さをキープする方が、そして、雰囲気をしっかりと作り上げる方が難しいという感じのする曲群。特に6曲目"the walls are starting to crack"のこの遅さと独特の雰囲気が、このバンドの特性を最も表した曲だと思う。どこか、寂しげで、何かを求めているようで、そして、中盤に混沌をもってきてから、さらに後半にまた、深く歌い上げる。特に後半
この6曲目をはじめ、後半に行くに従い彼らの世界が完成していく。なかなかの絶品の作品。
関連リンク:
The Secret MachinesMySpace.com - The Secret Machines - New York - Psychedelic / Big Beat / Blues
dLINKbRING.Music.Secret Machines
関連サーチ:
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