ポーランドのKrimson系プログレメタラー Lizard の新作



Lizard

Lizardポーランドプログレメタルバンド。ポップ系のプログレバンドが多いポーランドとしては珍しいタイプ。King Crimson の影響も感じさせるメタリックのサウンドだけれども、Lizard というバンド名が関連しているのかどうかはわからないが、物語性の強い演劇的な雰囲気も一部に感じられる世界を作る。その Lizard の2013年新作 Master & M がリリースされたので聴いてみた。


コンセプト

今回もまたおそらくコンセプトアルバム。曲のタイトルは、Chapter1〜5 となっているところからも、伺える。
物語るような緩やかな曲調のパートと、メタリックな疾走感あふれる曲調のパートが交錯しながら物語を展開していく。ミドルトーンのボーカルが、味わいがあって、静かな曲調のところでは、ポーランドらしいドリーミーな雰囲気も作る。一方で、アンサンブルで攻めるパートでは、疾走感のある心地よいメタルチューンが走る。


安定した

安定した世界を作り上げている。垢抜け感がないサウンドなので、誰にでもいいと思えるかというとそうではないかもしれないが、ユーロロックの持つ独特なサウンドスタイルが好きな人にとっては、このちょっと米英的でありながら、米英にはない雰囲気を作っている彼らのサウンドは嵌ると思う。


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