あの Samla のアコーディオン奏者、Lars Hollmer のソロ



伝説のアヴァンギャルドバンド

このたび、2007年の暮れに、紙ジャケ再発が決まった、北欧の伝説的アヴァンギャルドで愉快なロックバンド、Samla Mannmas Manna の中心的存在であった、アコーディオン奏者、Lars Hollmer の久々のソロアルバムがリリースされたので、聴いてみた。


楽しく、時に、シリアスに

インストアルバムで、歌詞なしの中、アコーディオンを中心としたサウンドで構成される作品。曲のタイプは、Samla 的な愉快さのある軽快なちょっと民族音楽的要素を含んだ楽曲があるかと思えば、ちょっとシリアスさを感じさせる雰囲気と若干の重さをもった作品とがちりばめられたアルバム。
基本は、カラフルさに民族音楽的な牧歌的な雰囲気を含みつつ、だけれども、実は結構テクニカルで面白い展開を示していて、聴いている分にも飽きが来ない非常に完成度の高いサウンド。なんとなく、これからのシーズンのバックグラウンドサウンドとしても、とても楽しいながらも、落ち着きのある雰囲気を作り上げて、適切な効果を出しそうな音であるとも思える。ただ、時に複雑なリズム展開をみせたりするので、そういったスリリングさも楽しめるけれども、むしろ、そういった複雑さを緊張感として表現するのではなくて、あくまで、楽しさとして表現しているところが、とても好印象に繋がっているとおもう。


どういったジャンル?

こういうサウンドはどういったジャンルになるのかというと難しくて、民族音楽というとそうでもないし、ジャズ系でもなければ、でも、ロックという部類にもまた少し違う印象で、ジャンルに嵌りきれない感じが、だけれども、プログレッシブロックっぽい。Samla の印象の強い人にとっても、これは楽しめると思う。緊張感というよりも穏やかな雰囲気を楽しむといったタイプのサウンドで、疲れがいやされるという印象。


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