ダブリンの街角で
ヒット中
低予算映画ながら、話題を集めているアイルランド映画"ダブリンの街角で"を見た。もともと、音楽をベースにした映画だったので興味を持っていたのだけれども、いつの間にか、メディアでも取り上げられるようになって、その結果なのだろうか、ミニシアターの割に、立ち見が出るほどの入りだった。
音楽を通して
音楽をうまく利用しながら、二人の関係と、そして、二人の過去や現在、そして未来を柔らかく描く映画。二人のミュージシャンの出会い。共に、不足した現在にあって、未来がどうなるのかもわからないまま。過去の延長線上に生きるのか、新しい一歩を刻むのか。歌詞によって代弁される、二人の感情、過去から積み重ねられてきた感情が、交錯しながら。でもあきらめたわけでもなく。
その感情の交錯の近さと若干の距離が、なんともとても、感情にしみこんでくるというのか、一人ではどうにもならないような事が、そうではなくなる状態を生み出し得るということもあって。
曲の良さ
そして、全体を通して、やっぱり、曲の良さが、この映画の良さを大きく高めている。しかも、その歌詞に込められた感情が、それは、きっと会話ではだすことのできない、率直さであって、説得力がある。劇的な物はなくても
どこにも、劇的なものはないし、例えば、若々しさのあふれるような恋である訳でもなく、そういった物とは少し次元の違う感情のふれあいというような物を感じさせるような、そんな映画。映画というフォーマットと音楽というフォーマットを最大限に利用したすばらしい表現となっている映画で、すばらしい。
関連リンク:
:::: once ダブリンの街角で ::::アミューズCQN/シネアミューズ オフィシャルサイト
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発売元 : ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日 : 2007-10-17 (1CD)
売上ランク : 623 位 (AMAZON.co.jp)
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