ヨーロッパの郷愁 Gazpacho のMolok
Gazpacho
Gazpacho はノルウェーのバンドで、渋い現代プログレを多くリリースしている Kscope に現在は在籍しているバンド。独特の抑制のきいた感情表現が、薄暗さのあるサウンドを作り出しており、面白い世界感を感じることのできるバンド。そんな Gazpacho の新作 Molok を聴いてみた。路地裏
全体的には、ヨーロッパの夕闇の路地裏を思わせるような、静寂と郷愁が埋まりこんだようなサウンド。無機質な感覚のするポストロックなサウンドとは少し違う。テイストは同じだけれども、よりウェットな感覚がサウンドにしみこんでいる。シンプルな
音の構成も、基本的にはシンプルで、その分、ドラムのサウンドが、どこか原始的なサウンドの印象のするような鼓動を感じさせもするし、エレピな音の響かせ方と、そこに絡まってくるギターは風が吹き込んでくるかのようにサウンドを演出して、アクセントを加える。ボーカルも抑制の聴いた感覚なので、サウンドのシンプルさがうまく生きる。
味付け
そんなシンプルなサウンドに、ところどころ、ヴァイオリンやアコーディオン、トランペットなどが絡まって、トラッドな印象を深める曲も楽曲によってはあって、そういった味付けがアルバム全体にいいアクセントとなり、サウンドとしてはカラフルではないものの、アルバム全体としてはヴァラエティーを感じさせる展開を持った飽きのこない構成となっている。北欧を代表する
北欧を代表するバンドにまで成長した彼らは、ポスト=プログレ系サウンドの一つの方向性として進化を続けている。ききのがすことのできない新規性を持つバンドが多い、Kscope ですが、このバンドもまた、ウォッチしていて損はない、期待以上のものを聴かせてくれるバンドです。
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