After Crying Live DVD



1.ハンガリー
ハンガリープログレバンド、After Crying。最近はほぼ活動休止状態だけれども、その2004年のライブ映像が、先日リリースされた。
もともと、クラシック色が強いロックでかつジャズ色も織り交ぜるバンドで、とにかく正統に演奏がうまい。そんなバンドの見せるライブがどのようなものかと、いうところでライブ映像を最も見てみたいバンドの一つでもあったバンドの待望のDVDとなる。


2.メンバー
もともと正式メンバーが何処までか不明なのだけれど、このライブの直前お作品"After Crying Show" のメンツがほぼ揃っているという感じで、専任キーボード一人に、キーボードとトランペットの兼任(ときに右手でトランペットを、左手でキーボードを演奏するという技まで見せる)一人、ギターとキーボード兼任一人、専任ボーカリスト、ドラム、ベースとチェロを演奏するリーダーで、表に出てくるのは、この6人。他に、アナウンスとミクサーがクレジットされている。


3.すごい
とにかく、演奏がうまいのは、ちょっと飛び抜けている。そこらに演奏のうまいロックバンドはいるけれど、クラシックの基礎が通っているだけあって、尋常ではないうまさ。特に、専任キーボードの Zoltan LENGYEL の指先の動きは尋常ではないし、Balazs WINKLER のトランペットとキーボードの同時演奏もすごい。何よりも目を引くのは、この二人による連弾 "Burlesque"。普通のロックバンドではあり得ない。そして、これがまた衝撃的なほどうまい、そして、衝撃的なほど淡々と演奏する。そのあとに、チェロのソロがあるけれど、まぁ、これもロックバンドではあり得ない光景。


4.アンサンブルも
当然、そういったソロ演奏だけではなくて、アンサンブルも相当しっかりしているので、かなりの疾走感を持つロックナンバーもあれば、ジャズトリオな演奏もありと、そして憂いあるボーカルナンバーまであるのだから、ロックを拡張しすぎなぐらいの楽しさ。


5.譜面を見ます
そして、もう一つ面白いところは、ほとんど皆さん譜面を見ながら演奏しているというところ。これもまた、ロックではあり得ない光景。


6.ついでに
ついでに、After Crying は一時ミニオーケストラとともにライブを回っていた事もあった。CDでは発売されているけれど、この時期の映像もあれば見てみたいところ。


関連リンク:
dLINKbRING.Music.After Crying
After Crying
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