Coheed and Cambria : Good Apollo I'm Burning Star IV, Vol. 1

1.コヒカン
アメリカのバンドで、コヒカンという短縮名で呼ばれているらしいバンド Coheed and Cambria の3作目、"Good Apollo I'm Burning Star IV, Vol. 1"。といいながら、1枚目から続き物の壮大なコンセプトアルバムの第4章その1という事になるらしい。が、私はこのアルバムが初なので、どのようなつながりでここまで来ているのかは不明。

2.Geddy Lee
ボーカルが、RushのGeddy Lee の声に似ている。それから、コンセプトがSFッぽい。というところで、Rush が引き合いに出されたりしますが、音的には、少し違って、シンフォニックメタルにポップがまぶさっている、というか、恐らくこういうのをエモッぽいというのだと思う。

3.プログレ・メタル・エモ
このアルバムの印象で言うと、変化球勝負のバンドではなくて、疾走感とポップ感勝負のバンド。壮大なオーケストレーションでSFコンセプトを奏でるメタルというと、Symphony X あたりとか、AYREON あたりが思い浮かんでくる。傾向は、AYREON に近いけれど、さらに、アニメソングを思い起こさせるほどの過剰にエモーショナルなポップ感覚の曲が多くて、独特。

4.胸焼けか感動か
メタル感にコンセプトそして、過剰なポップ感とシンフォニック感。多分、思い切って懐に飛び込んでいかないと楽しめないバンドだと思う。うまく飛び込めないと、その過剰な装飾世界に胸焼けしてしまいそう。ただし、エモーショナルな楽曲、このアルバムだと特に後半（例えば、8曲目"Wake Up"）に行くほどその傾向が強まるのだけれど、に一度はまるとなかなか頭から抜けないメロディー。なので、ハマルか拒否反応を示すかどちらかだと思う。

5.ちなみに
コンセプトの方は未だ、私は理解できていない。ライナーノーツの絵がまた、これ、過剰に凝っていて、これが、また混乱を生み出すというか、詩がラブソング的な内容に思えたりするのだけれど、死神グラフィックとマッチしないし、Die とか Kill などの言葉がよく現れてきたり。誰か、解説して欲しいぐらい。

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