Coheed and Cambria による Afterman 後編 Descension は憂いをもって



Afterman

さてさて、エモなプログレメタルバンド Coheed and Cambria による、ダブルアルバム Afterman の後編 Afterman Descension がリリースされたので、早速入手してみた。





戦いからの

5部作で一度完結した Armony Wars のシリーズだけれども、Afterman という形で引き継がれてのダブルアルバムが、今回紹介する Descension と 2012年にリリースされた Ascension。後編は、タイトルも Descension ということもあってか、アルバム後半へ行くほど憂いの色合いが濃くなっていくという流れを持っていて、前半は力強いロックチューンで攻めながらも、特異のメロディアスなサビによって、激しさが感情によって包まれていくようなそんな作品。


探求

戦いの中で、どこへ向かうのか?いや、正直言って、Coheed and Cambria が描き出している物語をちゃんとは理解できていないのだけれども、曲の展開からは戦いの無目的さから愛の喪失感などを経て、そして、愛に戻っていくようなそんなものを感じさせる。何かを探求する。その切迫した感情が、エモーショナルなメロディーラインによって、描き出されていく。この Afterman のシリーズには、そのような物語としての説得力の強さがより強く出ているように感じる。


SEもふんだんに

その物語を描く雰囲気というのは、曲のイントロ部などに台詞なども含めて、SEな効果がふんだんに使われていることにもよるのだろう。
とにかく、物語に没入していけるようなそんなアルバムに仕上がっている。


後半

そして、その愁いに満ちた後半。6曲目のポップチューン「Away we go」を境にアルバムの雰囲気が変わっていく。
何かを喪失してしまったかのような、そして、何かを修復しようとするような、そして、やがて何処かへ帰還をはたそうとするような。曲の激しさは弱まり、一方で、感情は煽られていく。そして、一つのクライマックスが、「Dark Side of Me」。シンプルなリズムラインにギターの弦の響きが静かに重なる。そして、サビで、感情を爆発させる。そして、結末へ。


絶品

いや、本当、Coheed and Cambria は期待を裏切らない。現代のバンドの中では、私の最も好きなバンドと言ってもいい彼らが、またすばらしい作品を届けてくれました。本当に感動的な作品です。

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Afterman: Descension
発売元 : Hundred Handed Inc
発売日 : 2013-02-05 (1CD)
売上ランク : 18496 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 1,613 在庫あり。
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