MUSE：東京国際フォーラム

1.いまいち好みではない前座
東京国際フォーラムにやってきたMUSE。定刻7時にライブ開始かと思ったら、前座バンドの登場。これが、また、なんでというひねりのない演奏で退屈。30分演奏後セット替え30分で、MUSEの開始は実質8時。もっとゆっくり行けば良かったと後悔。

2.エンターテインメントとしてのライブ
Black Holes and RevelationsのTake a Bow からライブ開始。いきなりオールスタンディングはこのタイプのバンドだと当たり前か。
シンセによるSEの渦巻きと、3ピースバンドの混合的サウンドが再現されていく訳だけれども、さすが、なんかのランキングでライブバンドNO.1をとっただけの事はあって、演奏もしっかりしているし、それ以上に全体的に楽しませてくれるというか、Mras Volta とかのように、演奏がはちゃめちゃにうまくて、観客を置いてきぼりにする（10分以上演奏した上に、何処で曲が終わったかわからない、拍子が一体どうなっているかわからないなど）というような事はなくて、うまく観客を楽しませてくれる。比較的幅広いサウンドを持っているけれど、そのあたりの配置の仕方もうまくて、飽きさせない。
バックの映像も、アニメ系から現美術系から色とりどり系からCG系からライブ生取りエフェクト追加からいろいろと趣向が凝らせれている。
こいつら化け物だと思わせるようなライブではないけれど、楽しめるライブで、さすがに東京国際フォーラムを埋めるだけの事はある。

3.リフ中心
演奏は、どの楽器もリフ中心で、メロディーを奏でる事はないってのは、MUSEだけでなくて、最近のバンドの特徴のような気もする。だから、早くかき鳴らす演奏はあっても、早引きでメロディーを作ったり、ってのはないので、いまいちバンドアンサンブルのような楽しみはなかった。多分それを求めている観客もほとんどいなかった。

4.まとめ
ということで、客層がやはり若くて女性が多いのが、このバンドの特徴を表しているところもあるけれど、なかなか面白いライブだった。ただ、個人的にはやはり、もっときわものバンドのほうが好みではあるけれど。

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