モーリス・ブランショ:謎の男トマ をもう少しつっこんでみた



1.再読
こちらの記事で、モーリス・ブランショの謎の男トマについて触れておいて、いずれもう少し詳しくまとめるといいながら少々放置気味にしていたのですが、漸く「謎の男トマ」をさらにつっこんでの分析をこちらのサイト、”dLINKbRING.Literature.モーリス・ブランショ.謎の男トマ”に上げることが出来た。


2.死の空間
どうしても、死ということについて言及していかなければ、ブランショの作品は読めないと思うところで、ここでの分析も、死を中心に進めたつもりです。人間は存在した瞬間に死に向かっていくというか、死というものに対して存在するというか、というとらえかたも、実に納得いくところがあって、うまく表現しきれないのだけれど、細胞の活性状態にしろ終わりがあるからこそ存続するように思う。というか、存在とか死とかではなくて、変化というものによって、存在が規定されていて、その変化のある部分を生存として認識する意識を所持しているのが人間存在であるように思う。(ちょっと変なことをいうと、宇宙の暗黒物質だと言うものは、その変化を伴わない存在のようなものなのではないかと想像してみたりもする。)


3.強引にまとめます
まぁ、そんなことはどうでも良いのですが、ブランショ作品に対峙してみて、いろいろと思うところが深まって、とてもいい体験だったと妙なまとめ方でこの記事は終了しておきます。


関連リンク:
dLINKbRING.Literature.モーリス・ブランショ.謎の男トマ
関連サーチ:
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モーリス・ブランショ(Technorati.jp)
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ブランショ小説選
発売元 : 書肆心水
発売日 : 2005-09 (単行本)
売上ランク : 563152 位 (AMAZON.co.jp)
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