OSI　:　Free - Rogi073.Diary 2.0

Fates WarningのJIｍ Matheosと元Dream TheaterのKevin　Mooreによる
プロジェクトバンドOSIのセカンド”Free”がリリースになった。
2003のファーストでは、アルバム名と合わせてOffice of Strategic Influence（O.S.I）がバンド名かと思っていたが、
OSIが正式なバンド名の様子。また、Dream TheaterのMike Portnoyも
正式メンバー扱いではなくてゲスト扱いに。
ただ、ほとんどの曲で参加しているが。

作品の内容であるが、セカンドになって熟成度を増したというか
バンドの方向性が明確になったという印象で完成度は高い。
音楽の質でいうと、メンツ的にはプログレメタルなのだが、
Dream Theater脱退以降のKevin　Mooreの方向性としてみせている
エレクトリックさというかトランスさというかキーボードプログラミングによる音の方向性が
ばっちりと出てきていて、それがうまくプログレメタルを包み込んでいる。
Porcupine Treeにエッジを付けたという感じだろうか
（そういえば、ファーストではSteve Wilsonも参加していた）。
キーボードプログラミングの正確無比なリズムが
変拍子と合い交えるとこんなに不思議な音になるのかと、
そして、ボーカルもヘタウマ系なので、緊密さとだるさというか重さが
見事なずれを作り上げている。そして、ラストはリリカル。
個人的にはToolとの類似性も部分的に感じる。

Free
by OSI

発売元 : Inside Out U.S.

発売日 : 2006-04-25 (1CD)

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