一段と落差を感じさせてくれる Between the Buried and Me の COMA ECLIPTIC
Between the Buried and Me
Between the Buried and Me は、プログレッシブメタルのニューウェーブとして、グロウルとクリーンボイスを使い分けながら、ヘヴィーな世界とクリーンな世界を行き来しつつさらに変化球なサウンドを挟み込んで、不思議でクレイジーなサウンドを生み出すバカテクバンド。そんな彼らの新作 COMA ECLIPTIC を聴いてみた。落差
もともと、グロウルとクリーンボイスというボーカルスタイルに代表されるように、ヘヴィーな世界観と美しい世界観をまぜこぜにして描き出すのが彼らのスタイルですが、この作品ではその二つの世界観の落差がさらに見事に深まっている印象。柔らかさ
クリーンボイスな世界は、時に憂いを感じさせるほどの柔らかさを持ったサウンドで展開。そこの断面だけをとるとポップロックなバンドとも思わせるほどの世界観で、クリーンボイスでもボーカル力を感じさせてくれる。ヘヴィーに
そこから、一気にヘヴィーな世界へと展開。ただ、そこもただ固いリフを刻みまくってグロウルで叫びまくるという感じだけではなくて、すこし、反復によるメロディアスさを感じさせるところもある。そして混沌
そして、その二つの世界によって引きずり込まれていく混沌。これが気持ちいい。あまりに変則すぎてもはやよくわからないサウンドをしかし、バカテクで見事なアンサンブルに仕上げていく演奏力も相まって、この整合された混沌が、その世界への没入を生み出していく。成熟
ある意味では、彼らの成熟を感じさせてくれる作品でもある。より明確になったサウンドの落差によって、より多くの人に楽しめる作品ともいえるかもしれない。プログレメタラーはぜひとも聴いてみてください。
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