ポンプロックの雄 Pallas もいまだ健在なり



Pallas

Pallas は、80年代にプログレムーブメントのなかで、ポンプロックと名付けられたいくつかのバンドの一つ。Marillion や Pendragon などと同じ時代のバンド。Marillion はその後独自路線を歩んでいくし、Pendragon も一定のリズムで生きながらえて、昨年も印象的なアルバムをリリースしている。そんななか、Pallas も一定の歩みを続けていたけれども、さらなる進化を感じさせるアルバムが、2014年末にリリースされた。タイトルは、wearewhoweare。


Bandcamp

リリース形態も独自化していくのが、昨今のやりかたで、Pallas も今回は、Bandcamp からもダウンロードとCDを買うことができるというリリーススタイル。


ジャケットから

で、この作品、彼らのサイトを見ればわかるけれども、ジャケットからして印象的で、期待を抱かせる。そして、意味深なタイトル wearewhoweare。
不思議な少し憂鬱気味の宇宙人のような存在は何なのか?


内面

人間の内面を描いているという要素まあるようで、その意味深さが不思議な魅力にもなっている。そして、サウンドのほうが、また印象深くて、モダンでアップテンポなサウンドから、静寂さながらも音の深さを感じさせるサウンドまで、深いサウンドエンジニアリングも合わさって、音の深さを作り出しているという印象。その深さもまた、内面の深さと相まっているようで、作品の相乗効果を生み出している。


完璧

ドラマティックさと感情の深さ、そして、ノリの良さ。すべてが凝縮されたように詰まったこの作品は、そのアートワークも含めて、感動的といえるほどのでき。
思わず完璧と言ってしまいそうなそんなアルバム。
ポンプロックの進化の先に、まずは、Marillion がたどりつき、そして、昨年、Pendragon と Pallas が相次いでそこにたどり着いたとそんな印象。
プログレファンには、欠かすことのできない作品だと思います。


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