邪悪な祭り PoiL の Brossaklitt
PoiL
PoiL は、フランスのかなりアヴァンギャルドなバンド。コミカルとも邪悪とも取れるようなスタイルで、Zamla なんかも想起させるけれども、ちょいとゴミゴミとした感じが少し、印象を異にする。とはいえ、演奏はかなりタイトで、好き放題とも取れるように自由に展開する曲が、しかし、タイトに決まっていくというすごさを持つ。
そんなバンドの Brossaklitt という作品を聴いてみました。Bandcamp のダウンロードで入手して。
祭り
ゴミゴミとした裏通りのにおいがするサウンド。祭りとも表現出来そうなそれだけれども、怪談話でも始まりそうな、邪悪感が、ハイテンションを支配している。なので、かなり楽しげなサウンドなんだけれども、毒が詰まっていて、理解ある人と出なければ、楽しめないところはある。多様
そして、この祭りが自由自在に展開していく。まさに、アヴァンロック。時にエレクトロポップとも言えそうなそれにも行くし、念仏のような要素を感じるところもある。また、曲も、10分を超える曲もあれば、1分前後の曲もあったりと自由。この自由さに、ついてこれるかコノヤローという叫びが聞こえてきそうな、そんな多様さ。タイト
だけれども、冒頭に書いたけれども、タイトな演奏なんです。ボーカルの方は、ヘタウマ系なボイスながらも、コーラスを重ねてきたりもする。うますぎるからこそ出来る崩しと言えるサウンド。アヴァンロック
というところで、これでもかってほど、自由自在でタイトなサウンドです。アヴァンロックが好きでたまらない人にはたまらないサウンドだと思いますが、そうでないと、はてなが頭にいっぱいと有情するかも。関連リンク:
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