Mats Morgan バンドによる新作は、ポストな進化
MATS/MORGAN BAND
演奏力とオリジナリティーで高く評価される Morgan Ågren と Mats Öberg による MATS/MORGAN BAND。その久々の新作、Schack Tati がリリースされたので聴いてみた。ちなみに、このタイトルは、ジャケットにもあるチェスと響きで誰もが気づく、ジャック・タチ とを掛け合わせたようなタイトルとなっているらしい。ポストロック
この二人のサウンドは、ジャズロックをベースとしたセンスのあるテクニカルなロックサウンドのイメージが根強くある。この作品でも、その路線には大きな変更は無いのかなと思っていたけれども、かなりポストロックよりの進化がなされたという印象。元々、前衛性もあるサウンドだったので、違和感のあるほどの変化ではないけれども、テクニカルなサウンドを期待するとそういう感じではないので、違和感を感じるかもしれない。面白さ
なので、サウンドには、テクニカルな攻撃性は後ろに隠れていて、コンピューターサウンドなども駆使したある意味、Battles とか、そのメンバー Tyondai Braxton のソロ作品のような、面白さや変化を感じさせられるそんなサウンド。ストイックさというよりは、遊びの要素というのかが強く入っていて、その変化の効かせ方に楽しさがあふれている。
意表を突いた
ある意味、全体をずっと聴くと、その幾何学的でクールな印象さえもするサウンドにちょっと意表を突かれた感もあるのだけれども、いろんな味わいの付け方が楽しくて、今後のさらなる新しいサウンドへの進化をも期待したくなる楽しいできの作品です。関連リンク:
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