ジャジーでフリーキーなエストニアの Wrupk Urei



Wrupk Urei

Wrupk Urei はエストニアのバンド。2012年にリリースされたアルバムが、このほどあの Altrock から再発されたということで、ちょいと注目なバンド。
ということで、その2013年のアルバム Teahupoo を聴いてみた。


BandCamp

このバンドの作品もまた、入手が困難なのだけれども、最近は、デジタルダウンロードなんかがあって結構便利。そんなデジタル音源販売をやっているサイトである BandCamp は一つの大きな場所。バンドをフォローして情報を入手したり、iPhone アプリなんかを使って音源を買ったり聴いたりも出来る。ちゅうことで、いろいろと送料をかけてまで購入するよりはリーズナブルってことで、このサイトを通じて Teahupoo 音源を購入しました。


ジャズロック

サウンドはベースにはカンタベリー系ともいえそうなジャズロックスタイルがある。とくにリズムラインはミニマルと言ってもいいほど正確無比で数学的とも感じるような雰囲気と、そして若干ノスタルジーも感じさせるようなジャズ的な雰囲気に満ちている。
そして、そのリズムラインの上をロックでファンキーなギターラインが自由に駆け回るったり、ムーディーだったりリリカルだったりする多彩なキーボードが覆い被さったりしてくる。


落ち着いたかっこよさ

ジャズベースと言うこともあって、そんな雰囲気が落ち着いたかっこよさを作り出している。ミニマルな印象がありながらも、手数の多いベースとドラミングは聴き応えがあって、その背景に聴き惚れながら、表面を漂いもしくは駆け回るギターとキーボードに浸るというスタイルで楽しく聞き込める。


いいね

やはり、なによりもこのリズムラインの抜群な安定感がこのバンドのサウンドの価値を大きく高めている。
時に不思議な浮遊感まで感じさせてくれながらも、一方で自由に満ちた雰囲気やおしゃれな雰囲気など、味わいが多彩で深い見事のアルバムといえる。
ジャズロック系リスナーは要チェックですね。


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