Slivovitz は食べ放題でやりたい放題
Slivovitz
イタリアの Slivovitz は、なんというか、ジャズロック系な変態系バカテクロックバンド。過去にも強烈な作品をリリースしていて、そのバカテクっぷりに独特のセンスによるユーモアのあるサウンドが超絶印象的だったバンド。そんな彼らが、新作 All you can eat をリリースしたので聴いてみた。ちなみにジャケットには、そのタイトルの日本語訳ということか、「食べ放題」とある。
爆裂リズム隊
なによりも、このバンドのバカテクを支えているのは、リズム隊のすごさ。手数の多いドラミングにあわせて、グルーブしまくり、底辺で常に軽快にうごめいているベースサウンドがサウンドをしっかりと支えている。自由自在
そこに、自由自在なサウンドが乗っかってはしゃぎまくっている。時にバイオリンが踊り、トランペットとサックスがはじけまくっていて、ハーモニカも奏でられて。もちろん、ギターはいつも自由になっている。楽しい
とにかく、音数が多くて、そして、時にメロディーラインが二つ同時に流れているのではと思うような楽曲があったりもして、とにかくにぎやかで楽しいサウンド。バカテク押しのテクニック祭りなだけではなくて、そのテクニックによって、遊園地のような楽しい世界が作り出されている。バカテク好きには
ちゅうことで、ジャズロック系バカテク好きにはたまらない作品だと思います。過去の作品もよかったけれども、さらに進化して、バンドとしてのアンサンブルが増した印象。しかも、いまなら、Bandcamp で過去作合わせて3枚組で25%オフってのもやっていたり。ぜひとも聴いてもらいたい逸品です。
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