YES の伝説的名盤 Close to the Edge の5.1ch が凄い
Close to the edge
プログレと言えば、で最初に出てくるバンドの一つ YES。離合集散を重ねながらも今も活躍する彼らですが、かつて気づき上げた栄光のきらびやかさ故に、現在の活動のみ成らず、過去の作品の再発なども盛んなバンド。ここ最近でも、日本限定企画の SACD Box が出たと思ったら、インターナショナルに新たなリマスターとボーナス音源の入った Box セットが発売されるなどとお盛ん。そんなか、5.1ch mix の申し子でもある Steven Wilson によるミックスを施された音源を含むシリーズもスタート。第一弾は、かの名盤 Close to the edge で日本版では「危機」と題された作品です。
数々の音源
King Crimson の再発5.1chシリーズもそうだが、サラウンドのみならず数多くの音源を収録するのが、こういったものの特徴の一つ。そんなこともあって、ディスクは、Blu-Ray と CD のカップリング仕様とDVD-Audio と CD のカップリング仕様があって、容量に合わせて音源を多数収録。私は、Blu-Ray のほうを入手しました。
で、こちらのほうには、5,1ch PCM 音源と DTS-HD MA 音源や、Stereo mix に加えて、レコードのオリジナルミックス音源なども収録。
さらに、ボーナスマテリアルとして、シングルエディットやあの、America も収録されている。
5.1ch mix
何よりも注目は、5.1ch mix。あの名曲がサラウンドでどのように生まれ変わるのかが聴き所、さらに、DTS-HD MA で今話題のハイレゾも楽しめるのです。すごすぎて
で、この 5.1ch Mixがすごいんです。ちょっと演出しすぎではって思うところもあるのですが、5.1chに振り分けられた音源で、後ろから迫ってくる音がこの壮大な楽曲に見事にマッチ。さらに、コーラスワークやキーボードやドラムの細かな音作りが手に取るように聞こえて、こんな音まで入っていたんだって新たな感動を覚えるくらい。とくにキーボードのコロコロした感じと、カットインしてくるときの迫力はかっこよすぎ。
ちょいと
まぁ、先述したけど、あまりにも見事にミックスされすぎていて、ちょいと演出過多な感じもして、厳かな良さが少し交代しているというのか、かつての音源の不鮮明さがかえっていい演出となり作り上げていた幻想的な雰囲気は少し交代しているかなって気もする。とはいえ
とはいえ、そのあたりの音源はすでに所有していて、いくらでも聴き込んでいるのだから、こうしてあらたな魅力が付け加わった名曲はやはり聴いていて楽しい。時代
で、やっぱりいい意味で時代を感じるというか、こんな作品が大々的にヒットしていた時代ってのは一つの時代だったのだというのか、こういう作品がしっかりと評価されて生き残ってきたというのは時代のタイミングがあるような気がする。その意味では、時代を捉えてものを残すってのも重要なんだなって思う。
いやー、しかし、そうはいってもこれは、時代を超えてかっこいいよねって、私が YES 大好きだから思うだけかもだけど、思わずにはいられない。
関連リンク:
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