Portnoy 渾身のサイドプロジェクト Flying Colors デビュー
Flying Colors
衝撃の Dream Theater 脱退以降、いくつものプロジェクトの立ち上げがありながら、なかなか最終的な作品が現れなかった、Mike Portnoy ですが、そのサイドプロジェクトの一つ、Flying Colors のデビューアルバムがついにリリースされたので、聴いてみた。スーパーグループ
このプロジェクトのメンツは、Mike Portnoy の他に、Neal Morse、Steve Morse、Casey McPherson、 Dave LaRue の5人。いずれも凄腕で実績も高いミュージシャン揃い。とくに、Neal Morse とは、プログレスーパーグループ Transatlantic でも共演している朋友。さてさて
ということで、一体どういう音なのかと期待と不安を持って聴き始めてみた。一聴して感じるのは、ポップなハードロックサウンドであるというところ。前述の Transatlantic ほどプログレ度は高くなく、Dream Theater ほどのメタリックさと複雑な演奏を見せつけるわけでもない。そういった要素よりも、楽曲としての聴きやすさ、80年代ハードロック的なポップさを盛り込んだ楽曲スタイルで、テクニック的な側面は、むしろそれらを支えるものとして、前面には押し出しては来ない。
口ずさめる
ということもあって、聴いた瞬間に打ちのめされるようなショッキングなサウンドという感じではなくて、聴けば聴くほどその曲の良さが染み込んでくるという感じ。ちょっと、Journey を彷彿させるような曲があったり、Queen を彷彿とさせる曲があったりと、そんな感じ。The Storm なんかは、まさにポップハードロックの王道という印象のサウンド。聴きなじんでくると、かなり癖になるタイプのサウンド。
一側面
Dream Theater を脱退して、むしろ自由になった Portnoy は、それぞれのプロジェクトでそれぞれにやりたいことを追い求めるスタイルを取っているのではという印象で、このバンドでは、メロディーを重視したサウンドを追求しているとそんな感じだろうか。非常にセンスのいいジャケットといい、多くの人に受け入れられるサウンドなので、是非ともいろんな人に聴いていただきたいアルバムです。
関連リンク：
Flying Colors | The Official Website of Flying Colors: Casey McPherson, Steve Morse, Dave LaRue, Neal Morse and Mike Portnoy関連サーチ：
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