こりゃ、かっこいいレコメン、Thinking Plague
Thinking Plague
アメリカのバンド Thinking Plague の2012年新作 Decline And Fall を聴いてみた。このバンド、私はこの作品で初めて知ったのですが、結構前から活動しているようで、1980年代には活動を開始していたようです。しかし、バンドメンバーもあまり固定されず、さらにアルバムリリースも少ないというバンド。
レコメン
というところで、どんなバンドかもわからずに聴き始めたのですが、これがぶっとびにレコメンばきばきなサウンド。Henry Cow や Art Bears を想起させるそれ。リズムやメロディは切り刻まれた上でパッチワークのように再構成されていったような音作りなので、随所に引っかかりをもつ。なので、単純に音楽を聴き取ることは出来ないのだけれども、そのパッチワークな構成が秀逸で、緩急や静と動の使い分けによって世界が構築されている。さらに、女性ボーカルが入るので、さらに先述のようなバンドのイメージに近接した印象を受ける。
衝撃
これ、衝撃的です。このタイプのサウンド作りを出来るバンドが他にもいたことも驚きだし、しかも、それをただの本家のまねごとではなくて、しっかりと消化しきったうえで、オリジナリティをも持った音世界を構築している。この変化球の連続のサウンドのもつ独特の緊張感がたまらなく心地よい。
レコメン系、R.I.O系サウンド好きにはたまらないサウンドです。
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