破壊的Jazz ノルウェーの Shining による BLACKJAZZ



ジャンル不明

本日紹介するのは、ノルウェーの Shining というバンドの Blackjazz という作品で、2010年リリースの彼らにとっては、5枚目ぐらいにあたる作品。
このバンド、Shining は2001年頃から活動しているみたいで、そこそこの活動歴。で、なんというのか、このバンド、はっきり言って、ジャンル不明。





BlackJazz

サウンド的には、このアルバムのタイトルの BlackJazz がまさにその通りという印象(黒人ジャズということではなくて、BlackMetal なジャズ)で、パンクなジャズというのか、かなり破壊的なジャズという印象。
超バカテクなんだけど、演奏が破滅的。ボーカルは歌っているのか雄叫びまくっているのかというようなタイプで、そのボーカルに引っ張られるように、破壊的な演奏が連なっている。とはいうものの、ただ者ではないと感じさせるのは、その破壊的な演奏が、しかし、かなりしっかりとしているというのか、テクニックに裏打ちされたそれ。なので、サウンド的には、破壊的なんだけど、ジャズっぽくもあるというのか、タイトなリズムを感じさせるそれで、変拍子やリズムチェンジを交えながら、決めるとこは、完璧に決める。


初期 King Crimson 的?

というところなので、初期の King Crimson 的と言えば、そうなのだけれども、それをさらに破壊的にして攻撃度満点にして上品さを失った感じ。ボーカル兼ギター奏者が、サックスも演奏するので、さらにその雰囲気はます。とはいっても、かなりノイジーサウンドでもあるので、King Crimson 的という表現だけでは、とても表現仕切れないバンド。
どちらかというと、ヘヴィー・ロック方面のバンドに近い音なのかもしれない。


21th Century Schizoid Man

と、King Crimson の名前を出してみましたが、実際に、このアルバムでは、最後に、"21th Century Schizoid Man" のカバーが収められています。で、こちらも、破壊度満点。このカバーでは、ゲストボーカルが歌っていて、さらに下品度が増しています。で、これ、ただそれだけなら、やっぱり下品なカバーで嫌気がさすところなのだけれども、破壊的ながら、やっぱりリズムがしっかりしていて、ただ大騒ぎしているだけではないというところが、注目に値するところ。


というところで

というような音なので、これ、どういった人向けだろうか難しいのだけれども、ヘヴィー・ロック系も聞きながら、かつ、ある程度の下品さを許容できて、変拍子やリズムチェンジを楽しめる人向け?ってかなり限定されてしまいますが、そんな感じです。




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Blackjazz
発売元 :
発売日 : 2010-02-02 (1CD)
売上ランク : 38576 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 1,445 在庫あり。
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