奇跡の現代フォークの新人 Fleet Foxes



遂に

ずっとずっと、その存在がとても気になりながら、もう一つ踏み出せない、もしくは、タイミングが合わないままに、交錯することなくときがすぎさってしまうという例はいくらでもあるが、私にとっては、今回紹介する Fleet Foxes がまさにそのような感じ。最初に知ったのは、Amazon のレコメンドだったか、Tower Record だったのかは忘れてしまったけれども、そのときに少し聴いてみて、かなり衝撃を受けたのだけれども、一つは、それがフォークベースサウンドであったということもあり、本当にこのサウンドを好きになれるか不安であった。
しかし、また久しぶりに Tower Record で遭遇してみると、なんと日本盤が発売になっていた、しかも、紙ジャケ仕様で、EPにてリリースされてた曲がボーナストラックとしてついた状態で。これは、買わなければ。ってことで、Fleet Foxes の衝撃のデビューアルバム、Fleet Foxes を入手した。


フリーフォーク

これが、絶品。早く買っておけば良かったって思うほど。
音的には、基本はフォークなのだけれども、そこに、コーラスワークを交えたり、弾むようなリズムを持ってきたりしているところが、若干ポスト・ロックな印象も交えつつの現代フリーフォークとでも言うべきサウンド
ストレンジフォークとしては、White Magic というバンドもあるけれども、それともまた違う印象。


イメージ

イメージとしては、Simon & Garfunkel のコーラスワークをさらに強めて、Beachboys 的なコーラスワークまで持って行った末に、初期のBee Gees 的にまとめあげたといような、そんなかんじ。


伝統と革新

で、ベースにフォークを持ってきているのだけれども、このフォークがうまく現代的にまとまっているのが圧倒的にこのバンドを他とは異なるものにしている。良くサウンドを聴くと、70年代フォークのような印象から遠く離れている訳ではなく伝統的な印象もするのだけれども、何故か、そこには革新性が感じられるのが不思議。コーラスワークの持ち込み方なんかも、歌がめちゃめっちゃうまい感じに処理しているのではなくて、若干ヘタウマ的な部分を残しているところが、フォークサウンドと相まって、独特の雰囲気を作りあげている。
あとは、恐らく曲構成にインストとハーモニーだけの展開をもってきたりしているところも独特なのだと思う。


懐かしさと確信

そこには、どこか懐かしさがあるのは事実。70年代フォークに感じる感情的な部分もそこに垣間見える。一方で、そこには確信があるようでもある。不安定な感情に怒りを交えて主張するという表現方法もあるけれども、このサウンドはそうではなくて、どこかに強い感情をしっかりと持っていて、その上に世界観をのせるという表現方法で、これもまた心地よい。


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Fleet Foxes + Sun Giant EP(フリート・フォクシーズ + サン・ジャイアントEP)
発売元 : Traffic / Sub Pop
発売日 : 2009-04-08 (1CD)
売上ランク : 722 位 (AMAZON.co.jp)
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評価平均 : /1人
ほんとにアメリカのバンド?やっぱ広いなぁ・・・。
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