ダークで荘厳で美しくて Deadsoul Tribe の新作
1.Deadsoul Tribe
2000年代に入っていこう、順調に活動を続けているアメリカのプログレ・メタル系バンド、Deadsoul Tribe の2007年新作 "A Lullaby for the Devil" を聴いてみた。通算5作目の作品。
2.さらに完成度高く
ダークメタルな領域と荘厳な美しさを持つパートをうまく組み合わせながら、独特の世界をこれまでのアルバムでも作り上げていて、各アルバムの完成度の高さには定評があるバンドだけれども、この作品ではさらに進化している。
3.幅広く
全体のサウンドの幅の広さも大きく拡大しており、様々なタイプのメタル領域を横断して提示するという感じで、ダークにスラッシュにスピードにと彼らの想像力の幅広さとテクニックの多様さを見せつけている。
で、さらにこの作品ですばらしいのは、それに加えて、バラッド的な楽曲でのハイトーン気味の美しいボーカルラインをそろえているところ。
4.キラー
以前のこのバンドの作品レビューでも書いたけれども、これまでの作品は確かにいいのだけれども、圧倒的に印象に残る部分に欠ける感じで、玄人好みに留まるという感じがしたのだけれども、このアルバムは、随所に耳にとまるフレーズを用意していて、これがとても印象的。
で、さらにそういった要素を加えながらも彼らの独特な世界は維持しているのがすばらしい。
5.後半に行けば行くほど
そして、これが、アルバムを進むほどより良くなっていて、後半の盛り上がりはすばらしい。
ってことで、プログレメタルなサウンドが好きな人には結構お薦めの作品。
関連リンク：
dLINKbRING.Music.Deadsoul tribe
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