Pink Floyd Solo : David Gilmour , Roger Waters

Live8での限定的復活からもうすこししたら一年になってしまうが、
そんな、Pink Floydメンバーのソロ2作が時を同じくして発売に。

まずは、David GilmourのOn an Island。
オープニングは壮大なシンフォニック作品かと思わすが、
壮大さはこのオープニングだけで、全体は、柔らかい大人の落ち着いたロックという印象。
所々、Pink Floydの音を思わせもするが部分的で、どちらかというと、
むしろ、camelのRajazあたりの印象に近い。
特にスローなギターソロパートは、Andy Latimerに近い。
ゲスト参加メンバー見るとプログレ好きはほくそ笑むと思う。
Phil Manzanera,Robert Wyatt,勿論 Rich Right。

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そして、Roger WatersはCa Ira（邦題：希望あれ）。
こちらは、一転完全なオペラ作品で、Pink Floyd的要素も従来のRoger Waters要素もほとんどない。
完全にオペラになっているので、ロック期待で買うと大失敗すると思う。
言うなれば、狂気以来のコンセプトアルバム指向が、
行くところまで行って、オペラになってしまったというところだろうか。
社会的テーマを扱うという面は、まさにRoger Waters。
ちなみに、参加ボーカリストはクラシック界では大物らしい。
日本版は、SA-CDとのハイブリッドで、メイキングDVDつきの限定品。
ロックから時には足を伸ばして見たいという向きや、クラシックも好きという人には、
お勧めできるが、ロック期待派にはお勧めできない。

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