飛躍的な進化を果たした Gösta Berlings Saga
Gösta Berlings Saga
スウェーデンのバンド Gösta Berlings Saga。その暗鬱とした世界とヘヴィネスが、北欧暗鬱系サウンド Ankdoten なども想起させ、印象深い作品を残してきた。そんな彼らの新作 Et Ex では、ただでさえもただ者ではなかった彼らのサウンドが、さらにさらに進化を果たしていました。疾走感と
まず、印象深いのは疾走感のあるサウンド。雰囲気に重きを置いていて、疾走感というイメージがあまりなかった彼らだが、この作品では、その疾走感を感じさせる側面が多く出てきている。しかし、一方で、そのような一定速度で攻め続けるようなスタイルではなく、緩急を織り交ぜながら、世界を描いていくところは、さすが彼ら。そして、そこから、音をねじ曲げながら、重さ暗さを深めていくという。これは引き込まれずにはいられない。演劇的
そして、その音の構成の仕方が、なんというか、物語を語るよう。舞台が頭の中に浮かんでくるような、音響作りを間に挟みながら、様々な雰囲気を持った音世界を描き出してくるので、それがなんとも感情的。最前線に
前作までも、かなりかっこよくて独自のサウンドを作り出してきては痛けれども、どちらかというとキワモノ感もあって、最前線というよりは、特異点というイメージだった彼らだけれども、ここ最新アルバムでは、一気に最前線に躍り出てきたという印象。メジャーな音作りをしつつも、彼ららしい世界は残してきているので、完成度とオリジナリティーが共存している希有な事例。これは圧倒的にかっこいい。また、エレクトロな雰囲気までも導入してきていて、いや、すごいね。
絶品
今年のベストプログレアルバムの一つともいえそうな、そんあレベルの高い作品。全プログレファンにお勧めします。関連リンク:
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