2013年を自分のブログから振り返る 映画編
映画編
2013年を振り返るは、続きまして、映画編。
2013年は、さらにミニシアターの閉鎖が続いて、それに伴ってか、既存の映画館でももはや見たいと思うような映画が上映されなくなってしまっております。そんな中、気を吐いているのは、イメージフォーラムくらいか。
ということで、そんなこともあって、2013年からは、既存の上映作品のみではなく、iTunesなんかで借りて見たような映画も集計に入れることにしました。で、月1本くらいは映画を見たいなって思っていたのですが、しかし、11本を年間で見れたにとどまりました。残念。
ベスト
そんななかで、ベストといえる作品は、ポール・トーマス・アンダーソン監督による「ザ・マスター」(ブログはこちら)。時間軸の前後を巧みに扱いながら、ホアキン・フェニックスの異常なまでの演技力にもよる一般的な感覚のようでもあり、狂気のようでもある世界を描いた作品が印象的だった。
次点
次点は、ウォルター・サレス監督による「オン・ザ・ロード」(ブログはこちら)。ジャック・ケルアックの作品を土台にしたロードムーヴィーで文学的な表現を映像に加えた演出もすばらしかった。
サスペンス
あとは、サスペンス的な面白さがあったのは、スティーブン・ソダーバーグ監督による「サイドエフェクト」や、フランソワ・オゾン監督による「危険なプロット」。特に危険なプロットは、文学的な表現と絡めたメタ文学的映像表現が非常に興味深かった。まぁまぁ
しかし、個人的になかなか時間を取れなくなってきていると言うこともあるが、2013年も映画的には実り少なかった。はっきりいって、これこそはと上げたくなるような映画は一本もなかった。映画は流通革命が起こらない限り面白くは成らないと思う。2014年も期待は薄い。