Porcupine Tree のライブアルバム Octane Twisted
Octane Twisted
近頃、バンドとしての活動がお休み気味の Porcupine Tree ですが、その合間をつなぐかのように、ライブアルバム Octane Twisted がリリースされた。通常版は、二枚組CDだけれども、Burning Shed ではライブ映像入りDVDがバンドルされたエディションも発売されている。The Incident
このライブ作品は、前作 The Incident をフォローするライブツアーからシカゴのショー完全版と、ロイヤルアルバートホールでのライブ抜粋。DVDのほうは、この前者のシカゴのショーを納めている。
的確
すでにライブバンドとしても、その存在がしっかりと確立されていて、Steven Wilson の振る舞いにも堂々としたものを強く感じさせる感じ。特に、バンドメンバーの個性が見事で、Gavin Harrison の適切な手数のしっかりとしたドラミングといい、Colin Edwin のうなるような跳ねるようなベースもかっこいいし、ライブサポートの John Wesley はボーカルとギターで見事に Steven Wilson を支えている。
そして、なによりやっぱり、このバンドの個性は、弾きまくり系とは全く違う音響派キーボーディスト Richard Barbieri。冷静に、キーボードをいろいろといじりながら、様々な音響を響かせていて、激しいアンサンブルに、異なる雰囲気を入れてきて、Porcupine Tree サウンドを完成させている。
待たれる
安定のライブ演奏で、なんというか、もはやコメントを挟む余地なしという感じで、落ち着いて楽しめるライブ演奏。次のアルバムはまだまだ出ないんですかね。待ち遠しい。というか、それ以上に、再来日でライブまた日本でやってくれないかな。前回以上にバンドとして成熟してそうだから、もう一度生で見たい。前回の客入りだと厳しいかもですが。
関連リンク：
Porcupine Tree - Official WebsitePorcupine Tree
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