プログレ見本市的な イスラエルの Ephrat のデビュー作



イスラエル

このところ、ちょろちょろと、耳に入るようになってきたイスラエルのバンドの音源ですが、この Ephrat もイスラエル出身。そのデビューアルバム "No One's World"を聴いた。
基本4人組のバンドだけれども、このアルバムでは、ゲストに Paatos のPetronella Nettermalm と Pain of Salvation の Daniel Gildenlow が参加。ついでに、mix は、Porcupine Tree の Steven Wilson。


広い角度から

さて、このアルバム。良くも悪くも、現代のプログレの音が圧縮されているという印象。Petronella Nettermalm が参加している曲は、まるっきり Paatos って感じがするし、ミックスが、Steven Wilson ということもあってか、静寂なパートと共謀化するパートの使い分けなんかも、その浮遊感とタイト感の使い分けが現代プログレの音、そのもの。また、生音だけじゃなくて、エレクトロなマシンサウンドを組み合わせてくるところなんかもよく見られる感じ。
また、ちょっと懐かしいようなメロディの使い方なんかもしてて、ビートルズ的な感じがしたり、ブリティッシュプログレの渋いところの音に感じる物もある。


バンドの音は?

ということで、まさにこのバンドの特徴と言えそうな音とは一体何だろうって、考えると結構悩ましくて、こういうバンドだって言い切るのは難しい。
ただ、確実に言えるのは、ここにゲスト参加しているメンバーのバンドの音には、近しいものがあって、Paatos, Pain of Salvation, Porcupine Tree の音が好きなひとは、結構気に入ると思う。
ということなので、全体的には、プログレ・ハード的な感じで、メタル系では完全にない。


多彩さ

だから、結構いろいろな要素を持ってくる多彩さが、このバンドの特徴であり、魅力と言うべきなのだろう。特に、ラストの18分の大作 Real なんか、その変幻自在さによって、かなりいろいろな印象の音が入り込んでいる面白さがある。


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No One's Words
発売元 : Inside/Out
発売日 : 2008-11-04 (1CD)
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