Omar の新バンド Bosnian Rainbows のライブは素敵でした



Bosnian Rainbows

Omar Rodriguez Lopez Group のライブがあるということで、 恵比寿の LIQUIDROOMに行ってきました。2012年12月8日。
で、そんな名義で告知されていたのですが、実際のところは、すでに、Bosnian Rainbows というバンド名を持たせている Omar による新バンドのライブということでした。まぁ、大差はないし、Omar Rodriguez Lopez Group と言われた方が、今のところの知名度からすると、わかりやすいですね。





4人組

で、この新バンドは、Omar を中心とする4人組。まず、注目なのは、フロントに女性ボーカリスト Teri Gender Bender を据えているところ。彼女は、 Rodriguez Lopez Productions に所属する Le Butcherettes というバンドでも活動している。さらに、編成が少し変則的で、ドラマー Deantoni Parks は、超簡素なドラムセットながら超絶な音をたたき出しつつ、キーボードも操る人物。そして、いわゆるベースギターはおらず、キーボード奏者 Nicci Kasper がベースの音も紡ぎ出すという構成。


スタート

ということで、バンドが登場は、定刻10分過ぎていどのころ。ぎりぎりでもチケットがとれたくらいの感じだったけれども、客入りは悪くない感じ。
4人が登場で、しばらくはMCもほとんど無く、ひたすらの演奏。最後の最後で Omar が MC に出てきて、そのときに私は、このバンドが、Bosnian Rainbows というバンド名を冠していることを知った。


ファンキー

で、曲調なんだけれども、なんと言っていいのかなかなか難しい。Mars Volta とは少し違う感じで、Mars Volta では、圧倒的な演奏力と曲構成で、時に観客を置き去りにするほどだけれども、上記のように、小さい構成のこのバンドでは、適度に聴きやすいコンパクトな楽曲でありながらも、しかし、随所に技がちりばめられているという感じで、バランスのいい印象。


女性ボーカル

しかし、なんといってもこのバンドで印象的なのは、メキシコ出身の女性ボーカリスト Teri Gender Bender。Cedric Bixler-Zavala も不思議な踊りを魅せるボーカリストだけれども、彼女は、それにもまして変なスタイル。いや、声は凄くきれいで、歌はうまいし、さらに結構な美形。だけど、ステージのアクションがかなり不思議な感じで、これが、かなり目を引く。
他の三人の演奏もかなり個性的な上に、パンキッシュなスタイルのボーカルに変則的なパフォーマンスにかなり心を掴まれてしまう。


待ち遠しい

このバンド、まだアルバムはリリースしていない中、ツアー中で多分来年あたりに、アルバムがリリースされるのだと思うが、全く曲を知らないながらも、十分に楽しめるだけの、曲とパフォーマンスの面白さがあった。
アルバムリリースも楽しみですね。


一時間

ということで、まだアルバムリリース前と言うこともあってか、ライブは約1時間でアンコールも無しというところでしたが、そんな時間の短さは気にならなほどに満喫できるライブでした。今後に期待。


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