2008年の音楽を自分のブログから振り返る
あけまして
さて、もう2009年もとっくに始まってしまっているのですが、今年最初の記事はまだまだ、2008年を振り返るぞ、ってことで、音楽編。第一位
音楽に関して言えば、他のジャンルと違って、あまりにも多くの物を堪能しすぎて、結構記憶からも薄れてしまっていたり、あれが、いつのことだったのかわからなくなっていたりしますが、さて、そんな中で、無理矢理第一位を決めると、悩みに悩んだ末に、Sigur Ros の Med Sud I Eyrum Vid Spilum Endalaust。理由はと言うと、このところの私自身の聴く音楽の領域の拡散傾向を決定づけたと行ってもいいほどに衝撃を受けたというところ。そして、前半ではノリをつくりながらも、後半に行けば行くほど精神性の深い音楽世界に浸っていけるという構成が、アルバムとしての完成度の高さも感じさせられた。幾度となく、ヘッドフォンで大音量で聴きながら浸り混んで聴いたアルバム。
発売元 : XL
発売日 : 2008-06-24 (1CD)
売上ランク : 343 位 (AMAZON.co.jp)
￥ 1,160 通常24時間以内に発送
評価平均 : 
/13人
/13人
ライブ映えはいまいち
以前ほどユニークではなくとも..
これは、名盤great 降りてきたニューカマー
次点にはいろいろとあげたくなるのだけれども、その前に、ニューカマーとしてある程度まとめておく。まずは、さらにもう少し違う路線からの発見で、Gang Gang Dance の Saint Dymphna 。Battles 経由で何となく興味を持ったバンド。クラブ系なサウンドをベースにしたアヴァンギャルドなサウンドが21世紀盤Gong な印象でよかった。
発売元 : The Social Registry
発売日 : 2008-10-21 (1CD)
売上ランク : 896 位 (AMAZON.co.jp)
￥ 1,440 通常24時間以内に発送
評価平均 : /1人
/1人波紋疾走それから、今度はメタル方面からのニューカマーは、The Human Abstract の Midheaven。テクニカルなメタルに、エモをまぶした感じで、印象的なメロディーとテクニカルにひねくれたサウンドが私の趣味にぴったり。
次点
で、その他に気になったアルバムは、まずは、The Mars Volta の The Bedlam in Goliath。まぁ、次点としてあげるのも何というかで、これは別格。第一位にあげても面白みがないから第一位にしなかっただけで、やっぱり圧倒の作品。
発売元 : Universal Japan
発売日 : 2008-01-29 (1CD)
売上ランク : 17059 位 (AMAZON.co.jp)
￥ 2,064 通常10〜12日以内に発送
評価平均 : 
/6人
/6人
ア゛ーーーーッ！次にあげたいのは、こちらも変態変拍子メタルバンド、Canvas Solaris の Atomized Dream。相変わらずの変態ぶりのバカテク演奏なのだけれども、ちょっと叙情味というか味わいがあるメロディーが入ってきていて、ただのバカテク振り回しだけでないレベルに入ってきたのが好印象。
そして、忘れてならないのは、Opeth の Watershed。叙情的な様子からデス声メタルまで。この振幅の大きいサウンドは圧倒的で、激しく乗れるかと思うとじっくりと浸ることもできるサウンドは最早成熟の行きに達している。
カムバック
あげだしたらきりがなくなりそうだけれども、カムバック組としてはなんと言っても、Deus ex Machina で imparis。依然として活動は活発では無いみたいだけれどもでかつ、純粋な新作ではないのだけれども、ライブ演奏を映像で確認できるといううれしさ。相変わらずスゴイジャズロックで、最高峰だと思う。
それから、cynic の traced in air。こちらは、かなり久しぶりの2枚目のアルバムで、ライブにも出ている。相変わらずのこの難解さが、何度も聴きたくなる状態に陥る。メタルっぽくてでも、アンビエントな感じもあったり。不思議。
発売元 : Season of Mist
発売日 : 2008-11-24 (1CD)
売上ランク : 2644 位 (AMAZON.co.jp)
￥ 2,159 通常24時間以内に発送
評価平均 : /1人
/1人伝説の知的バンドの復活作中東
まぁ、この辺で最後にしたいけれども、2008年は中東のサウンドが多くあったのが注目だった。ちょっと政治的にはいろいろとあって何とも言えないけれども、それはさておきで、いくつかのバンドが中東のエッセンスを過ルックまぶしたという感じのサウンドを提示してきている。なかでも、印象的だったのが、Amaseffer の Slaves for Life。3部作の第一弾らしいけれども、これも内容的には政治がらみそうな感じだけれども、サウンドはとても面白くて、中東感満載のコーラスにメタル系サウンドをプログレ処理している感じが衝撃的だった。
発売元 : Inside/Out
発売日 : 2008-06-24 (1CD)
売上ランク : 186033 位 (AMAZON.co.jp)
￥ 1,908 通常24時間以内に発送
評価平均 : /1人
/1人なんといっても
それから、なんといっても、というか、これはさらに別格で書いておかなければならいのは、Marillion の Happiness Is the Road。メジャーとは一線を画して、独自の道を進む Marillion が、遂にたどり着いた唯一無二の世界。これぞ Marillion World というのを提示したのがこの作品だと思う。Pomp Rock から始まった彼らが、様々な苦難を乗り越えて、Progressive Rock にUK sound を取り込みながら、独自の British Rock を築き上げて、そして、そこに Post Rock な味わいを付け加えて出来たのがこの作品だと思う。圧巻。
発売元 : Racket
発売日 : 2008-10-28 (1CD)
売上ランク : 15295 位 (AMAZON.co.jp)
￥ 1,224 通常24時間以内に発送
評価平均 : /2人
/2人円熟した作品Marillion節ライブ
さて、ここからはライブ。今年は、Anekdoten から始まって、Dream Theater は仕事で行きそびれて、Biffy Clyro, Coheed and Cambria, The Mars Volta, Opeth, Gang Gang Dance, Sigur ros といったところ。どれもこれもいいライブだったけれども、圧巻は、The Mars Volta。凄すぎるライブでした。それから、Coheed and Cambria はその観客の少なさに唖然としたけれども、逆に海外では Sold Out なバンドをあの間近で見ることが出来たというのはラッキーとしか言いようがない。演奏も手を抜いてなかったし。まとめ
で、まとめ。なんか、言及しわすれたものもいっぱいありそうだけれども、2008年はとにかく聴く音楽の幅を広げた一年だったような。まさにプログレっているアルバムが少なかったこともあるし、逆に元々ジャンルレスなプログレというスタイルがかなり拡散していて、様々なジャンルに取り込まれていっているというのも現状かもしれない。2009年は、しかし、Flower Kings とか、Spock's Beard の新作なんかも出てくれない物かと勝手に期待しながら、新しい音楽の探索もどんどんと進めていきたいところ。関連リンク：
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