壮大なるシンフォニア The Enid ここにあり
The Enid
ついに来日公演が迫ってきている英国の超絶伝説的カルトバンド The ENID。インディーズの先駆けともいうべき彼らは、一方でその音楽性はインフォニックな要素をふんだんに含んだプログレッシブロックであり、カルトな印象とはまた別のところにあるそれ。近年、若手メンバーの参加もあり活動を活発化させている彼らは、ついに待望の来日公演を果たすまでに至っています。
ライブのみならず、アルバムリリースも活発で、3部作の完結編、DUST がリリースされたばかりで、さっそくこのアルバムを聴いてみました。
壮大
壮大なオープンニングに続いて、近年の彼らの活動をけん引しているともいえるボーカリスト Joe Payne の美しい歌声で彼ららしいシンフォニックな世界が幕あけていく。きらびやかなギターの泣きと、オーケストレーションが彩る展開は、彼らのファンにはたまらないそれ。このオープニングの曲を聴いただけでにやけてしまうほどの出来。現代的
何よりそのアルバムの良さを際立たせるのは、現代的な要素。ただ、復活したバンドではなく、若い血により新たな地平へと踏み出している彼らのサウンドがそこにはある。イメージ的には、Salome あたりのダンサブルなノリの良さとシンフォニックロックがまじりあったロックオペラというのがこのアルバムに感じられる世界。そのノリの良い展開には現代的な要素を強く感じる。
美しく
そして、彼らの魅力である儚く美しいリリカルなバラッド。2曲目からすぐにその要素がふんだんに詰まったサウンドが登場して、心を穏やかにしてくれる。この穏やかなで壮大な世界観は、ほかのロックバンドでは生み出せないそれであろう。まさに The ENID ここにありというのを感じさせる名曲。虜に
もうこの2曲で完全に彼らの世界に取り込まれていしまい、後はその世界に浸りきったまま全編をあじわいつくせてしまうというそんな作品。絶賛
はっきりいって、絶賛しないではいられない出来です。彼らのファンはもとより、古き良きプログレッシブロックの世界が好きな方は、ぜひともこの作品を聞き込んでほしいと思います。そして、何より、来日公演が楽しみでなりません。
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