六本木森美術館にて、超自然体験 「ネイチャー・センス展」
ネイチャー・センス展
現在、六本木森美術館にて開催中で、2010年11月7日まで開催されている展示、「ネイチャー・センス展」を見に行ってみた。この展示、吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆の3人が、自然を題材としたインスタレーションを行うという展示。
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大規模
森美術館の展示は、元から、比較的インスタレーションな展示が多い印象だけれども、今回は、3人による展示ということもあって、それぞれのインスタレーションが大規模であるところが、特徴。なので、普段の展示だと、ゆっくりと一つ一つ鑑賞していると、会場が多きだけに、結構疲れるのだけれども、今回の展示は、一つ一つの展示をゆっくりと鑑賞すると、ちょうどいいという感じがする。リラックス
その大規模さ故なのかもしれないけれども、リラックスした気分に浸れる作品が多いという印象だった。何かを強く訴えると言うよりは、その空間を満喫するという感じ。ある意味では、それは、”自然”がテーマとしてあるところが、うまく展開されていると言ってもいいということだと思う。展示
最初は、綿のようなものが、風に舞いあげられては落ちていくというインスタレーションから始まり、透明の鉱物による作品から、東京近郊を映した映像作品が環境音楽響く中に上映される作品。雪山を流れる血のようにも見える作品。水面に落ちる滴が星空を表す作品。雪景色を穴から頭を出して、眺めあげる作品。海面から顔を出す島の様子を上から眺め下ろす作品。そして、旅行映像。とにかくゆったり
と、まぁ、言葉で無理矢理置き換えると全く意味もそのすばらしさも伝わらないだろうけれども、そんな展示。自然を広義にとらえて、自らを取り巻く環境に対する再考を促す展示だとかいえば、それっぽいかもしれないけれども、そんなことまで考えさせるような展示ではない。感覚としては、自然の公園みたいなところをゆっくりと散策している気分に近い。たかが、散歩でも、ちょっとした発見はいろいろあるけれども、ちょうどそういった印象。
このとにかくゆったりとして気分において、少し視野を広く感じてみるというのはなかなかいい体験だと思う。
ちなみに、今回も写真可でしたので、こちらに。
関連リンク:
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