予想以上に激しかった Biffy Clyro @ UNIT



スリーピース

私が、ここ最近のバンドの中では最も注目しているバンドの一つである Biffy Clyro が当初は予定の無かった東京公演が急遽決定してくれたという幸いがあって、当然の如くチケットを取って行ってみた。場所は、代官山の UNIT。スリーピースなバンドでポップで激しいサウンドを持ちながらも、一方で、叙情的に迫ったり、変拍子で攻めてきたりと、一筋縄ではいかない奥深さのあるバンドが、今回は、どんなライブを魅せてくれるのか、とても楽しみでいってきました、2010年3月1日。


ぎりぎり

当初は、会社を休むかとさえ思っていたのだけれども、しょうがないので出社して、そして、すると、これが、なかなか会社からうまく脱出できずに、結構ぎりぎりになって、逃亡するように会社を脱出。そこからは、平日ライブではしばしばあるダッシュに次ぐダッシュで、何とか開演前に到着。


混んでいます

前回は、DUO MUSIC EXCHANGE での来日公演で、2年前ぐらいだったと思うのだけれども、そのときは、とても残念な気分になるほどにがらがらだった。もともと横長の DUO ということもあるけれども、ほぼ間近まで行っても、全然空間に余裕があって・・・。しかし、それから、2年。新作の Only Revolutions の効果なのか、サマソニなどの効果なのか、よくわからないのだけれども、いつしか人気が出てきているようで、UNITはすし詰めとまでは言わないけれども、隙間をそれほど感じない程度には詰まっていたし、前方のほうは結構な盛り上がり方だった。さらに、外国人比率もなかなか高かったりした。ただ、結構途中で飲み物を買いに行ったり、いまいち曲に乗りきっていない人も結構いたので、招待客なのかな、なんて邪推もしてみたり。
思い起こせば、これもまた2年前、このUNIT でライブをやった Coheed and Cambria もすかすかすぎてとても残念だった記憶がよみがえってくる。


ライブ開始

ということで、ライブ開始は定刻より15分ほど遅れて。3人とも上半身裸で登場するというスタイル。で、これがいきなり、超ハイテンションのサウンドでスタート。叫びまくるボーカルに、荒々しい演奏。どちらかというと、激しいながらも、的確な演奏をこなすイメージがあったのだけれども、そのイメージとは大きく異なっていたので、いきなり度肝を抜かれる。というか、ちょっと間違うとパンク系の激しさを売りにするバンドスタイルに陥りそうで、私の好きな Biffy Clyro ではないと、ちょっと残念な気分に至りそうな初っぱな。


徐々に

しかし、そこだけでは、やはり終わらないのが Biffy Clyro。数曲の盛り上がり系の曲で場を暖めると、そこからは、より歌と演奏を聴かせるパターンへと変化していく。ただ、勿論各さびのところなどでは、依然として激しく盛り上げていく。これは、ただ者ではないライブ巧者でもあるとも感じた。


バラッド

で、やっぱり、私が好きな Biffy Clyro はやっぱりバラッドとひねくれ変拍子ポップ。Many of Horror なんかは、やっぱり感動的だし、それから、アンコール前の最後の曲で新作 Only Revolutions のエンディング曲でもある Whorses なんかも、これ、もう本当にすばらしくて聴き入ってしまった。


演奏

それから、見逃せないのは、やはり演奏のうまさ。ドラムは、激しくて、かつ、パーカッシブなあそびのある叩き方ながらも、確実にリズムを刻み続ける手腕は圧巻だし、ベースもうなりまくる(曲によってはシンセを音源にしていた?後ろだったのでよく見えなかったけど)し、ギターは当然、これうまい。これに加えて、彼らの得意なシーケンシャルに展開しながら決めのタイミングをちょっとずつずらすところも見事に決めてくるし、激しくかき鳴らしている風でありながらも、リズムチェンジや変拍子を完璧に、しかも、気づかないほどにさらっと、弾きこなすのはさすが。


コーラス

で、歌の方も、叫びまくるスタイルから、アコギ一本で歌い上げるスタイルまでこなしつつ、基本は、ギターの Simon Neil がメインボーカルなのだけれどもJohnston 兄弟がここにコーラスで加わったり、ところによってはメインを受け渡したりしながら絡まってくる。あれだけのスゴイ演奏をしながら、さらにこのボーカルワークをこなすのだから、スゴイです。


感動

そんなところで、アンコールを含めて、1時間強ほどのライブという短いライブではあったものの、ちなみに、2年前も1時間ぐらいで終わってしまったので今回もそんなものかなと思っていたので驚きはしなかったけれど、とても満足で楽しめたライブでした。しかも、観客も多くて盛り上がっていたのでよかった。
で、最後に、歌詞からの引用で締めたいと思います。

We affect a change with voice and electrical noises !!





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