Microsoft のストレージサービスが混乱している



オンライン

さて、ここのところクラウドコンピューティングな話題が結構一般化しつつあるようにも思うのですが、そのわりには、きっとオンラインアプリだとか、オンラインストレージサービスをまともに使っている人は、やっぱり一部の熟練者のみというのが現状のように思いますが、そんなオンラインサービスの中、かつての覇者 Microsoft も敢然とオンラインサービスに突入してきていますが、その方向性がいまいちはっきりしないのが、オンラインストレージサービス。


どれが本命か

そう、Microsoft のオンラインストレージサービスは、私の知る限り、類似した物として、Windows Live Sync, Live Mesh, Sky Drive三者が存在する。


特徴

では、それらの特徴
  • Windows Live Sync・・・複数のパソコンをネットを介して同期するのみで正確にはストレージサービスではなく、オンラインストレージは存在しない。専用ソフトがあるので、常駐させておけば、登録しているパソコン同士をあっという間に同期してくれる。
  • Live Mesh・・・5GBの容量があって、さらに、複数のパソコンで同期する機能などを持つ。オンラインストレージとしては、最も高機能。公開フォルダにしたり、共有フォルダにしたり。Windows Live Sync同様に専用ソフトがあるので、常駐させておけば、登録しているパソコン同士をあっという間に同期してくれる。
  • Sky Drive・・・25GBの容量があり、その容量が最大の魅力。ただし、ツール群があまり充実していないので,アップロードなどが面倒。ただし、Windowsであれば、Gladinetを使って、ドライブとしてマウントし、さらに、SyncToy などの、ドライブ同期ツールを利用すれば、なんとなくそれっぽく使えそう。


Windows Live

で、最近Microsoft は、Windows Live の名の下に、Hotmail からなにから、オンラインツールを一元化しているのだけれども、何故か、この一味として、扱われているのは、SkyDrive のみ。ただ、いずれも、ログインなどには、Live ID を使用できるようにはなっている。


ということで

で、結果的にどれが一番 Microsoft が本気なのかが良くわかない。扱いとしては、SkyDrive っぽいのだけれども、機能的には圧倒的に、Live Mesh だけれども、結構知られていないということはPRもされていなくて扱いが微妙。Live Sync はさらに微妙なのだけれども、オンラインストレージが必要なければ手軽で意外に使いやすい。少し前に、名前を変えたぐらいだから、やる気がないということでもないのだろうが、やはり微妙な存在。


で、結局

結論的には、どうなるかというと、結局は、非Microsoft なオンラインストレージサービスである DropBox が一番熟れていて、Microsoft の出番ではないのですよって、言いたくなってしまうのが答えだったりするけれど、Skydrive の25GBは魅力的なので、早くLive Mesh と統合して、大容量で高機能になれば、一気に考えが変わるかもしれない。


関連リンク:
Live Mesh Beta
Windows Live Sync
SkyDrive - Windows Live
GLADINET - Access Without Boundaries
Download details: SyncToy v2.0
Dropbox - Home - Secure backup, sync and sharing made easy.
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