ICC:特別シンポジウム「メディア×アートの創造と未来」1日目



1.メンバー
アレックス・アドリアーンセンズ、ノ・ソヨン、藤幡正樹、三上晴子の4人に司会が畠中実。
4人のパネリストからそれぞれの活動および考えの紹介、その後ディスカッションというよくあるシンポジウムの展開どおり。


2.うーん
それぞれから、メディアアートについていろいろと話しがあったのだけれど、どうも、期待したほどの面白さが無かったというか、タイトルの「創造と未来」というテーマに対しては、今ひとつよくわからなかったという印象。


3.インターフェイス
インターフェイスこそがコンテンツであるというところから、西洋と日本との差についての話しは面白かった。そして、私と個との差異。日本人は本当に個人であるのかという問題。このあたりは、インターフェイスの定義が多分曖昧になっていて、パネリストの議論がいまいちかみ合わなかったのが残念な気がしたけれど、私の個人的見解は、個が充実すればするほどインターフェイスの重要度が増すのだけれど、そのときのインターフェイスは、操作性を上げたインターフェイスではなく、まさに接続するためのインターフェイスである。それは外見をわかりやすく振る舞いというものではない。だから、日本のものでインターフェイスが優れているものというのは、その外見がわかりやすいというもの。これは、インターフェイスの汎用性を失う事が出来る状態つまり、個が乏しい状態だから可能。一方で、西洋的なインターフェイスは先述の通り、それぞれを接続することに主眼があって、より汎用的な分、操作性が困難。変な例を挙げれば、miximyspaceのちがい。


4.このへんから
このあたりから、韓国の方もいたので、韓国の話題へと展開して、そして、常にインターフェイスに晒されるメディアアートとはなんて展開を期待したのだけれど、そうはならなかった。いまいち、期待はずれな内容だった。


関連リンク:
dLINKbRING.Art.NTTインターコミュニケーション・センターICC
ICC Online
V2_ : Institute for the Unstable Media
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