The Flower Kings : Paradox Hotel

The Flower Kings(以下TFK) の2006年新作”Paradox Hotel”が発売になっています。
またまた、二枚組で相変わらずの多作ぶりに、
Roine Stolt どうなっているんだと驚嘆せずにはいられません。

で、音の方ですが、これが、意外に、初期のTFKの音に戻ったという印象。
ここ最近のアルバムは、若干ジャズよりの雰囲気を出していて、
ギター、キーボードつまり、Roine StoltTomas Bodinだけが目立つと言うより、
ベースとドラムつまり、Jonas ReingoldとZoltan Csörszも同時に
目立つという構成で、ある意味ではバランスがとれたそれはそれで、
非常に聴き応えのあるアルバムにできあがっていたが、
Zoltan CsörszからMarcus Liliequistにドラムが代わったこともあってか、
リズム隊の占める割合が減少して、初期にあったファンタジックロック
路線というのか、甘いボーカルラインと突き抜けるギターと
カラフルなキーボードという要素が際だっているのが今回のアルバム。
メンバー的にも、前作ではゲスト参加していた
Pain of SalvationのDaniel Gildenlöwも不参加だし、パーカッショニスト
Hasse Bruniussonの出現機会も少なくて、音もシンプルになっている。

ここ数作のTFKの路線を否定する気は全くないが、
改めて、このファンタジック路線の音を聴くとやっぱりこれがまさにTFKかもと
思ってしまうぐらい曲が柔らかくてきれいでそして多彩で
聴いていてとても心地がよい。
ジャケットも凝りに凝ったCGが多かった今までとはちがい
アニメ調のジャケットに変化。これもこれでいい
(ついでにWebSiteのデザインもこの調子に変更済みになっていた)。

いや、これ、かなりいいです。
伝説の名曲 ”Star Dust We Are”好きは結構好きだと思う。


関連リンク:
The Flower Kings Official Site
Flower Kings について
関連サーチ:
Flower Kings(AMAZON)
Flower Kings(technorati)
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Flower Kings(del.icio.us)
Flower Kings(Last.fm)


Paradox Hotel
Paradox Hotel
posted with amazlet on 06.04.03
Flower Kings
Inside Out U.S. (2006/04/04)