タイムリーすぎる? Hanken の Virus はヘヴィネス

Haken

英国のプログレメタルな実力者 Haken。長尺で物語性のある楽曲を、変則的で独特なサウンドで彩る。
さらに、その複雑なサウンドを完璧に演奏仕切るライブはなかなかの見もの。

Virus

そんな彼らの新作は、Virus。
この時代に合わせたかのようなタイトルのアルバムだが、この状況にともなって作成された作品ではない。
前作、Vectorとは兄弟作品のような関係性とのこと。

激しく

サウンド面は、よりヘヴィーな印象が強い。
ときに、カラフルなサウンドも過去の作品では出してきていたが、
この作品は、カラフルなというようりは、ヘヴィーなという表現があう。
プログレッシブ感というよりは、ヘヴィーメタル感が強く、
カラフルさに魅力を感じていたファンには、少し色違いに感じつかもしれない。

とはいえ

といって、いっぽんやりなヘヴィネスに向かわないのは、彼ららしいところ。
変則的なサウンドは健在だし、終始変化に富むサウンドは聞き所満点。
また、一方で、メロディアスさも彼らの特徴だが、メロディアスな局面も
しっかりと持ってきて、クライマックスを作っていく。

いいですね

今までから少しカラーを変えながらも、彼らの良さを維持し、進化している作品。
メタルファンにもアピールしうるいい作品です。

Virus

Virus

  • アーティスト:Haken
  • 発売日: 2020/07/24
  • メディア: CD

HAKEN - Prosthetic (OFFICIAL VIDEO)